夏喜side
さっきはあなたが怒ったとか言って黎弥たちが騒いでたけど、すぐに仲直りしたのか、いつも通りになってた
なんだったんだろ
もしかして、ホラー映画にがてだったとか?
そうだったら、可愛いな
あなたのにがてなものかー
他にもあるのかな
大樹くん、どんまいw
大樹くんは結局自分でついでたw
大樹くんの言葉にあなたはイラッときたのか向きなってこっちにやってきた
俺の言葉も無視して
置いてあったコーヒーを少し飲んだ
でも、すぐに顔が曇って
ああー
俺は台所から牛乳を取ってきて、あなたに渡した
え、俺、あなたから仲間として意識されてたの?
いや、ま、意識されたのは嬉しいけど
俺としては異性として意識されたいから
ちょっとショック
あなたに異性として意識はされてなかったけど
あなたのことをまた知れたからいっか
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。