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これは去年の話。

3年となった俺らには最後の大会だった。

…途中までは順調だった。

国見side

あなたは凄い…

及川さんとか関係なく、ただただ努力家だったんだ…

キュッ…シュル…

相変わらず王様は王様だった。

誰も王様のトスにはついて行けなかった

そう言ってあなたはヘラっと笑って見せた


なんで笑えるんだよ、

どうして？…

どうしてそこまでついて行くんだよ、、、

なんで"飛雄"なんて呼ぶんだよ、

なんで、？

分かんないよあなた…

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ーーー
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あちぃー…

水筒…水筒…水t









忘れた。

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ーー
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キュッ…キュ、キュ

キュ、トン…

誰かいんの？



練習なら終わったし、
違う部活か？

…でもこの音は、

そっと体育館のドアを開け、中にいる人が誰なのか覗いてみた

俺はそこにいた人物に驚いた、

キュ、キュ…キュッ＿＿トン


落ちたボールは俺の方にゆっくりと転がってきた、

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あなたside

英にバレちゃったな、

俺だって、ここまで頑張ろうとは思わなかった。


けど、、、言っちゃったんだ

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これは少し前の事










部活だー！

先生に頼み事されて遅くなった

もうどこまで練習やったかな？

ゲームやってるのかな？

どこかの教室から誰かのため息が聞こえた。


…"影山"

俺はこの時影山が好きじゃなかった。

苦手だ。

人との人間関係は多分誰よりも良かったと思う。

それでも影山は好きになれなかった

影山は自分の席に座って顔を伏せている。

いつもより気のない返事が返ってきて俺は少し驚いた。

…

まぁ、そのトスを辞めてくれるのがこっちにとっても一番良いんだけど

影山がそんな事してくれるとは思わないし

…言ってしまったんだ。

今思えば、カッコつけすぎたかな？   

ーーー
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それから俺は自主練を毎日のようにした。

だんだんと息が合ってきて大会までには誰も追いつけない…最強のコンビになったと思う。



でも…準決を控えた前日、

俺は…







































…怪我をした

自分でもバカだと思うよ、

悔しかった…あれだけ頑張ったのに、大事なとこで出れない自分の無力さが鬱陶しかった

仲間達は「あなたのせいじゃ無い」ってみんなが口を揃えて言ったけど、

俺が怪我さえしなければってずっと思ってる

今でも…俺は後悔と、未練で、いっぱいだ

そんな俺は…どうしたらいい？