目黒side
目黒「しょっぴー!しょっぴー!ちょ、待ってって…」
俺は、しょっぴーの腕を引っ張った。
目黒「なんで逃げんの?」
しょっぴーは聞いても俯いたまま、何も答えようとしない。
目黒「しょっぴー?」
翔太「…」
目黒「あなたちゃんのこと?」
しょっぴーは分かりやすく、顔をあげた。
やっぱり、あなたちゃんのことかぁ。
目黒「無理して聞き出そうとしてないけど、話して欲しい。」
翔太「…」
目黒「俺たち、メンバーだろ?それに、俺、ちゃんと知りたい。」
しょっぴーは俺の顔を見て、
翔太「仕事終わったら、話す…」
そう言って、戻って行った。
あなたside
大丈夫かなぁ…翔太くん。蓮くんが後を追ってくれてたけど…
コンコンコン🚪
私が待っていた、控え室の扉がなった。
『はい、』
翔太「俺…」
翔太くん?!
ガチャ´ー` )ノ🚪ガチャ
『翔太くん、、』
翔太「あなた、さっきは…ッ!」
私は、翔太くんに抱きついていた。
『よかった、/////』
はっ。と、我に返り、離れようとした。
『あ、翔太くん、ごめんね、』
だけど、翔太くんから離れていなくて、
私は、気づけば翔太くんの腕の中。
翔太「あなた、さっきは本当にごめん。別に、何かあった訳じゃなかったんだ。」
『じゃぁ、どうして?』
翔太「わかんなくなった…あなたのこと、」
私の事?
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。