白石Side
藍沢先生のメールに気付いたのはほんの数分前。
藍沢先生から誘うなんて珍しいし、
「二人で」
というフレーズに思わず顔が赤らむ。
西南病院からめぐりあいまでは少し距離があるけど
どうせお酒飲むから歩いて行くことにした…
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藍沢Side
おかしい。
くそ真面目な白石が
連絡もなしに遅くなることは無い。
仕事が長引いてるか?
何かがおかしい。
俺がそう感じた次の瞬間だった。
ピリリッピリリッピリリッ♪(着信音)
この着信音からが…
悪夢の始まりだった………
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to be continue
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!