第4話

#3
965
2020/06/26 11:37
私はキャンバスの近くの公園に居た
沢山の子供が走り回り、木の上には小鳥がさえずっている
(なまえ)
あなた
パラパラとページをめくる時ゾムの顔を思うだす
元気の良い声、深くかぶったフード
(なまえ)
あなた
ッ…///
思い出しただけで顔が赤くなる
この感情は……
コケッ
(なまえ)
あなた
向こうで子供がこけたみたいだな…
行こうかな…
てくてく
(なまえ)
あなた
あの…
ゾム
ゾム
お?大丈夫か?立てるか?
子供
グスッ……うん…
ゾム
ゾム
良かったな!もう転ばへんようにしや
子供
うん、ありがとうお兄さん!
子供は走って行ってしまった
ゾム
ゾム
あれ?あなたやん
(なまえ)
あなた
あ、やっほ、ゾム!
ゾム
ゾム
おう、どうしたんや、こんなところで
(なまえ)
あなた
本を読みに来たんだ
ゾム
ゾム
そうなんや
向日葵
向日葵
あれ?ゾム君じゃん!
ゾム
ゾム
おお!奏!
(なまえ)
あなた
……
(なまえ)
あなた
誰?
ゾム
ゾム
向日葵(むかえび かなで)って言う奴やで、俺の幼馴染や
向日葵
向日葵
ども!向日葵です!奏ちゃんって呼んでね!
向日葵
向日葵
あなたは?
(なまえ)
あなた
私は青葉あなたって言うの、よろしくね奏ちゃん
向日葵
向日葵
よろしくあなた!
この子が後に運命を左右する事をこの頃の私は知らない…

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