第36話

風の神獣を取り返せ‼︎ 後編
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2024/03/16 07:50
右翼の下側に辿り着いたボコ太一行。まずは右翼の先にある制御端末が目的だ。右翼側には、左翼にはなかった、右翼の小部屋に行くためのゴンドラがあった。
モリ介
コレで向こうに行くんだな?
ボコ太
うん、そうなんだけど...。
小部屋の入り口は、怨念のせいで入らないようになっていた。しかし、コアの目玉も近くにある。
ボコ太
あの怨念を消せたら行けそう‼︎
リンクは頷くと、弓を構えて目玉を射抜いた。怨念が消え去ると、ボコ太は神獣操作でゴンドラを動かして、向こう側に渡った。スロープを上がると端末があった。ボコ太はそれを起動する。
ボコ太
よ〜し‼︎次がラストだね‼︎
すると、向こう側に繋がる通路を塞いでいた鉄格子が開いた。
モリ介
ちょうどイイな。
向こうの部屋に行くと、二つのプロペラが天井のレールについている。制御端末は、鉄格子で閉ざされた小部屋の中にある。床についたレールの上には天井から二つの鉄格子が降りていて、鉄格子に挟まれて大きなハンマー(?)が固定されていた。神獣操作で動かせそうだが、鉄格子が邪魔で動かなそうだ。ハンマー(?)が乗ったレールの先には、壁に巨大なスイッチがついている。ハンマー(?)で押せるのだろう。
ボコ太
どうやったら鉄格子が上がるかな?
モリ介
プロペラ二つ回せばイイんじゃねェ?
ボコ太
え、二つ同時に?どうやって?
モリ介
...。
ボコ太
目、逸らさないでよ。
すると、リンクは何やらシーカーストーンを取り出して、マグネキャッチをプロペラの方に向けた。
ボコ太
何してんの?
『まあ、見てろ』と言う風にリンクはボコ太を見てから、片方のプロペラの上の鉄の部分をマグネキャッチで掴んだ。そして、左翼にもあった大きな窓の前までプロペラを移動した。それを見て、モリ介は納得したように声を上げた。
モリ介
なるほどなァ?窓の方に寄せて二つ一気に回すワケだ?
ボコ太
あ、そういう?
リンクはプロペラを窓の前に持ってくると、窓の近くにあった水晶のスイッチを剣で叩いた。すると、窓が開き、外から入ってくるものすごい風でプロペラが回り始めた。すると、鉄格子がガシャンという音と共に上がった。
ボコ太&モリ介
おぉ〜‼︎
だが、まだ終わりではない。壁のスイッチを押さなければ、鉄格子は開かない。
ボコ太
次は神獣操作の出番だねっ⁈ボクわかるんだ、そういうの。
モリ介
でも神獣操作でプロペラの位置が変わっちまうんじゃァないか?鉄格子降りたらスイッチ押す前にハンマーが引っかかるだろ。
ボコ太
...。
モリ介
目ェ逸らすなテメェ。
すると、リンクは『やれやれ』とでも言いたげにシーカーストーンを用意した。そして、制御端末がある小部屋に近付き、神獣操作を始めた。
ボコ太
え、ちょ、リンク⁈急いては事をナントカだよ‼︎
モリ介
仕損じるだろ。
だが、リンクは冷静にシーカーストーンを構え、少しずつ移動を始めたプロペラの上の鉄部分にビタロックをかけた。プロペラがその場で止まる。と同時にハンマー(?)がスイッチの方に動き始めた。
ボコ太
あ〜、ビタロックの存在を忘れてたぁ...。
ハンマー(?)は壁のスイッチにぶつかり、スイッチを押し込んだ。すると、音を立てて制御端末のある小部屋の鉄格子が開いた。リンクは部屋の中に滑り込むと、サッと制御端末を起動した。
ボコ太
よしっ‼︎コレで全部⁈
すると、どこからともなく、リーバルの声がした。
リーバル
やるね...。制御端末はこれで全部だよ‼︎メイン制御装置を起動させられるようになった‼︎
ボコ太
やぁっとニンニク起動できるーーーーーーっ‼︎
リーバル
マップをよく見てごらん...。新しく光ってる、大きな印があるはずだよ...。そこへ向かうんだ‼︎
ボコ太
早速行こ〜‼︎
元気にメイン制御装置へ向かうボコ太一行。だが、リンクは聞き逃さなかった。リーバルが小さな声で言った
リーバル
...でも、まだ安心しない方がいいな...。
という一言を。

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