第35話

風の神獣を取り返せ‼︎ 前編
23
2024/02/25 02:54
壁の向こう側に誘導石が見える。部屋は鉄格子で入れなくなっていて、岩石が2ヶ所ある。右奥にはスイッチがあるが、ボコ太たちの現在地からは押せそうにない。
モリ介
アレはどうやって取るんだァ?
ボコ太
あ、コレじゃない?
足元を指差してボコ太が言った。そこには、爆弾が入りそうな管がある。すると、リンクが『シーカーストーンを貸せ』と言う風に手を出した。
ボコ太
あ、リンクわかったの?
ボコ太はシーカーストーンをリンクに渡した。リンクはリモコンバクダン丸型を出して、その管に入れた。そして、メドーを神獣操作で、小部屋側に傾けた。
ボコ太
わっ‼︎メドーは神獣操作で好きな方向に傾けられるんだね‼︎
爆弾がコロコロと部屋の奥へ転がっていく。すると、少し先で通路を邪魔する岩にぶつかった。爆破して破壊して、さらに転がすと、さっき水晶を叩いた時に、一緒に開けた窓から吹き出す風で左奥に向かって転がった。
モリ介
ほォ。あの風はあんな風に使うんだな。
さらに奥の岩石を破壊すると、鉄球があった。
ボコ太
あ、わかったかも。
リンクは今度は自分たちの方向にメドーを傾けた。すると、ものすごい勢いで鉄球がこちら側に転がってきた。リンクはそれをマグネキャッチで掴み、爆弾を転がしたレールにセットして、また部屋側にメドーを傾けた。鉄球が転がって、奥のスイッチを押すと、部屋の鉄格子が開いた。
ボコ太&モリ介
おぉ〜。
リンクは制御端末を起動した。残りはあと3個だ。
ボコ太
左翼側にあと1個端末があるね。コレは下から取れそう。
モリ介
何じゃこりゃァ...。
左翼側最後の制御端末は、左翼の端の小部屋にあった。しかし、その小部屋へは通路もないし、乗り物などもない。
ボコ太
う〜ん...。あっ‼︎そうだ‼︎
ボコ太はリンクからシーカーストーンを受け取ると、メドーを左翼側に傾けた。左翼側が下になると、ボコ太は2人に言った。
ボコ太
このまま小部屋まで滑空してけば行けるよ‼︎
モリ介
なるほどな。
ボコ太たちは小部屋までパラセールで滑空した。そして、上手く小部屋に着地して、シーカーストーンを制御端末にかざした。
ボコ太
おっけ〜♪あと2個だね‼︎
モリ介
あとは全部右翼にあるな。
リンクも頷く。
ボコ太
イイ調子だね‼︎このまま解放しちゃおう‼︎
モリ介
だな。
3人は右翼に向かった。
だが...。彼らはまだ知らない。ここで彼らは、ルッタの時以上の苦戦を強いられることを...。
           オマケ

        〜しりとり〜
ボコ太
しりとりしよう‼︎
モリ介
急だなオイ。
リンクは『パス』と言う風に手を出した。
ボコ太
じゃあモリ介しりとりしよう。
モリ介
仕方ねェな...。イイぞ。
ボコ太
やった〜♪
ボコ太は言った。
ボコ太
りんご。
モリ介
コーン。
ボコ太はむすっとした。
ボコ太
つまんない‼︎
モリ介
いや、攻略に集中しろよ。
ボコ太
しりとりぐらいしてくれてもイイじゃん‼︎
モリ介
今はそういう気分じゃねェし。
2人は喧嘩し始めた。リンクはそれを見て、『やれやれ』と言う風に首を振った。リザ太郎はいつも喧嘩ばかりの2人の仲直りを手伝っているのだろう。改めてリンクは、あの3人の中でリザ太郎がいかに重要な存在かを理解した。
ボコ太
もうイイっ‼︎早く行こっ‼︎
モリ介
おぅ。それがイイ。
怒って加速したボコ太とモリ介を追いかけて、リンクも足を速めた。

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