第32話

飛行訓練
41
2023/11/14 09:10
テバ
準備はできたか?
リザ太郎
ちょっと待ってください...。武器とか矢の準備はできてるんですけど、心の準備が...。
ボコ太
リザ太郎なら大丈夫だよ‼︎
ボコ太一行...というかリザ太郎とリンクは、テバの言った、『リトの訓練法』で腕前を見せるべく、用意していた。だが、リザ太郎は怖くてなかなか心の準備が整わない。そのうち、リンクがため息を付いて、『行ける』と言う風に、テバに向かって頷いた。
テバ
じゃ、行け。矢で的を5個だぞ。
リンクは頷いた。そして、カウントダウンが始まると、谷の中にパラセールを開いて飛び込んだ。
ボコ太
リンク頑張れ〜‼︎
パラセールを開くと、リンクの身体はふわっと浮き上がった。リンクは、弓を構えて空中で一つ的を壊した。
ボコ太
わあぁ...。スゴ〜い‼︎
テバ
おぉ、やるな‼︎
リンクはどんどん的を壊して、あっという間に5個壊し終えた。
モリ介
スッゲェ。
テバ
よし、OKだ‼︎戻って来い‼︎
リンクは、着地した。すると、テバは驚いたように言った。
テバ
お前...相当な弓使いだな。矢を放つ瞬間、時間が止まっているようだったぜ。あの弓捌き、かなりの修羅場をくぐって来たんだろ?
リンクは、『いや、少ししか』と言う風に首を振った。
テバ
謙遜するな。見りゃ分かるさ。
そして、テバはリザ太郎の方を見て言った。
テバ
次はお前の番だぜ。
リザ太郎
えぇ...。
すると、リザ太郎は言った。
リザ太郎
ここから撃つならできます。ただ、パラセールを使うとなると、あまり体力がないので不安が...。
テバ
フム...なるほどな。
ボコ太
確かにリザ太郎パラセール使う時ちょっと躊躇うよね。
テバは少し考えて言った。
テバ
なら、ここから的を3分以内に5個壊してみろ。それならできるんだろ?
リザ太郎
あ、はい...。まあ...。
リザ太郎は弓を構えた。リザ太郎が今いる位置から見える的には限りがある。だがギリギリ5個行けそうだ。
リザ太郎
あそことあそこと...。あと...。
ブツブツ呟きながら、リザ太郎はどんどん的を壊した。だが、4個まではよかったが、5個目が見つからない。そこで、リザ太郎はテバに尋ねた。
リザ太郎
中央の石柱の向こう側に的はありますか?
テバ
ああ。かなり下の方に一つあるぞ。
リザ太郎
わかりました。
すると、リザ太郎はほぼ真上に弓を構えた。
ボコ太
え⁈ちょ、危ないじゃん‼︎
だが、そんなことは聞かずに、リザ太郎は矢を放った。石柱の向こう側に飛び込んだ。途端に、木が割れたような音がした。
テバ
おお...。見事だ...。
テバもボコ太たちも思わず呆然としてしまった。
テバ
よし、OKだ...。
そして、テバは言った。
テバ
今度はこっちがお願いする番だ。俺について来てくれ。
ボコ太
お、やった‼︎
テバ
そして、メドーへ...ヤツの砲台へ渾身の一撃をブっ放してくれ。
モリ介
オレとボコ太はすることねェなァ...。
ボコ太
砲台に飛び乗れたらな〜...。
リザ太郎
流石に危ないですよ...。
ボコ太はつまらなそうに言った。
ボコ太
また留守番か〜...。
モリ介
仕方ねェなァ...。
リザ太郎とリンクの準備ができると、テバは言った。
テバ
いよいよ神獣ヴァ・メドーを止めに行く。砲台は普通の矢じゃ歯が立たねぇ。だからバクダン矢でぶっ壊すんだ。
そして、バクダン矢20本を差し出しながら言った。
テバ
貴重なもんだから、今回だけしかやれねぇが...。このバクダン矢を持っていけ。
リザ太郎
わかりました。
そして、テバは言った。
テバ
それと上空はクソ寒い。寒さ対策や食べ物の準備はできてるんだろうな?
すると、リザ太郎は忽ち嫌そうな顔をした。
リザ太郎
えぇ...。
ボコ太&モリ介
リザ太郎寒さに弱い...。
リザ太郎
でも仕方ないですよね...。
リザ太郎はリンクの方を見た。リンクは準備OKのサインを送った。
リザ太郎
行けます。
テバ
よし...。
すると、テバは言った。
テバ
行くぞ。二人共、乗りな。
リザ太郎とリンクはテバに乗った。テバは空へ飛び立った。
ボコ太
頑張れ〜‼︎
ボコ太は二人に向かって大声で叫んだ。
果たして、ボコ太一行は風の神獣ヴァ・メドーを止めることができるのだろうか?次回も乞うご期待だ。

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