第34話

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2020/12/03 11:00











『……ん』








目を覚ますと真っ白な天井








「起きたか」



『!』



「急に倒れられたらびっくりするやん」



『もしかして運んで来てくれたん……?』



「そうやで」



『ありがとう……』










宮侑が保健室まで運んできてくれたらしい。








『今何時?』



「14時やで」



『1時間も寝ちゃった……ごめん』



「大丈夫や。15時からグランプリの発表や、行けそうか?」



『うん行く』



「なら良かったわ」









しばらく沈黙が続いた。


秒針の音だけが響いて、

いつもより時間が進むのが遅く感じる。









「なぁ」



『!___なに、』









沈黙を切ったのは宮侑だった。















「過去に何があったん_______________?」


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