第22話

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2020/11/21 11:00











初っ端からご指名をしてきたのは

同じ歳くらいの他校の男子2人













『……ご指名いただいたあなたです』



「うわやべぇ……めっちゃ可愛くね!?」


「やっぱ稲荷崎の顔面偏差値高いわ」



『……ご注文をどうぞ』



「あ、これ必ず頼まないといけない感じ?」



『……まぁはい』










何言ってんだよ。

メイド喫茶だぞ、“ 喫茶 ”

頼まない馬鹿がどこにいる










「んじゃー、とりあえずコーヒー2個」



『かしこまりました』










『コーヒー2つお願いします』



「はーい!」










んー、それにしてもあの男子2人

なんか嫌だな。


コーヒーなんて一生出来なければいいのに……










「九条さん!コーヒー出来たでー」



『ありがとう』










……。










『お待たせしました、コーヒー2つです』



「どーも」



『失礼します』



「え?もう失礼しちゃうの?」



『はい』



「このあと、暇?暇なら一緒に文化祭回ろうよ」



『仕事があるので』









……早く帰って欲しい。









「んじゃあ、LINEだけ!交換しよ!」



『嫌です』



「いいじゃんね?それくらい」











そう言って私の手を掴んで来ようとした瞬間

誰かが割り込んだ。











?「俺の女なんで触らないでもらえます?」



『!______なんで……




























_______________宮侑』

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