第2話

#01
344
2022/05/01 07:50
あれからどれくらい経っただろうか。
ここ最近元貴達と会っていない。
というか、どんな気持ちで、どうやって会えばいいか分からない、というのが正直な気持ち。
あなた
はぅぅ、、
なんだか分からんため息をつく。
と。
ピンポーン
あなた
、、、誰?
モニターを見ると、そこに居たのは、紛れもないその人。
あなた
もっ、元貴!?
一瞬迷ったが、ドアを開けた。
ガチャ
元貴
あなた。
あなた
、、、。
元貴
久しぶりだね。
あなた
う、うん、、。
元貴
ごめんね、急に。びっくりしたよね。
それは、急にここに来たことについてだろうか。
あの時、急に想いを伝えたことについてだろうか。
聞きたかったが、ふと、口をつぐんだ。
その両方の気がしたから。
あなた
う、ううん。
何に対して言ったのかは分からない。
元貴
ねぇ、あなた
何を言われるか分からず、不安に、次の言葉を待っていた。
元貴
___ねぇ、一緒に出かけよ、今から。

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