ペンダント
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ポンポン
雄英帰宅
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座る
甘えるところなくなったのはキツいだろ
前回とは事が違ぇ…
あいつほっといたらやべぇぞ
ギュッ
ソッ ポンポン
ギュ‐ッ
スッ(離れてメダル首からかける)
あなたへ
手紙をみたということは
私は死んでしまっているでしょう
最後まで話を聞けなくてごめんな
昨日初めてあなたが反論してきて
生きなきゃいけないと思ったよ
でもオールマイトは仕事があるらしい
私はこれから脳無とやらを倒しに行く
あなたに言われた通り勝てるわけが無い
しかし私が挑戦しに行く意味がある
でも正直に言うと
私の個性で脳無を倒せるのか試したい
今まで本当にごめんなさい
勝手に決めて勝手に死ぬNo.3ヒーロー
私のようにはならないでほしい
でも父親として娘には
意志を受け継いで欲しいとも思う
ここからはあなたの選択に任せる
もし良ければ
「ドリーマー」の名を継いでくれ
そして事務所を引っ張っていってくれ
ドリーマー事務所には
あなたを待っている人達がいる
その人達と一緒にこれから
沢山の人を笑顔にして欲しい
本当に勝手な父親で申し訳ない
ずっと見守っているぞ
愛しい娘を持って幸せだった父親より
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!