第72話

4ー2
1,362
2020/08/25 08:39
中也side

「いやね…
 ギルド戦頑張ってくれた芥川君の為に
 怪我と咳の療養で温泉を予約したのだけどね
 あの子お風呂が苦手みたいだから
 一緒に入って欲しいのだよ」
「……俺…ですか?」
「うん
 だって芥川君を入れられそうなの
 中也君ぐらいだと思うし……
 お願いできる?」
「……首領のご命令とあらば…」
「わーありがとう中也君!
 そうそう
 大勢で行った方が楽しいだろうから
 君と芥川君含めて五人分の予約入れたからね
 あと三人誰か誘ってみてね
 あっ勿論温泉終わった後は
 ちゃんと休暇を入れるからね!」
「……お心遣いありがとうございます」

首領の準備の周到さに苦笑いしながら
温泉の場所などの諸々の説明を受けた

頼み事に承諾した俺は早速
あなたを誘った

彼奴が温泉行くことに
喜んで貰えると思ったのと
あの頑固な芥川でも
あなたの云うことは
何気に聞く節があるから
万が一の時の保険だ

あとは芥川の補佐をやってる樋口も誘った

……芥川に何処までもついて行く彼奴を
誘わなければ後が面倒になるからな

まぁそれに…
温泉行くのに女二人なら
男ばかりで気まずい感じにはなくなるだろ

そして噂で聞いたのか
梶井が行くと立候補した

何故あんなに行きたがっていたのかは不明だが…

まぁあなたと仲良いし
問題を起こしさえしなきゃ良いかと思い
連れて行くことにした

プリ小説オーディオドラマ