雄英高校1年A組 入学したての頃_
|緑谷side|
相澤「席につけー。」
相澤先生が教室の扉を開けた瞬間、みんな光の速さで席につく。
相澤「突然だが今日は、転入生を紹介する。」
「「…が、学校っぽいのキターーーーー!!!」」
え、まだ入学したてだよ?!てゆうか雄英って転入生とかあるんだ…
相澤「とは言っても、最初から入学することは決まっていたんだが、事情があってみんなより少し遅れてしまったという感じだ。」
かっちゃんが禍々しいオーラを放っている…
「入ってこい。」
ガラッ
_テンランザカ カヅキ_
『はじめまして、 天蘭坂 輝月です。』
ん?なんか凄い荒い鼻息が…峰田くんか…。
…てかすっっごいニコニコ笑顔な子だ…。
個性が気になる!!!
入学が決まっていた子なんだ…きっと強い個性なんだろうなぁ
相澤「出席番号順で考えたら天蘭坂は瀬呂の後ろだが、まあ転入生だし、八百万の後ろいけ。」
『はい!』
相澤「じゃあ、これでホームルームを終わる」
ガラッ
よし、天蘭坂さんと話を…
って!!!もう女子達が集まってる!!!
…話を聞くのは後にしとこう……
|麗日side|
『はじめまして、天蘭坂輝月です。』
すっごい綺麗な子きたぁ!!
笑顔かわええなぁ仲良くしたい!
…
相澤「じゃあ、これでホームルームを終わる」
ガラッ
わあ!もう三奈ちゃんと透ちゃん話しかけとる!私も行こ!!
芦戸「私、芦戸三奈!よろしく!」
葉隠「葉隠透だよ〜」
私も自己紹介…
『あ、みんな名前も顔も知ってるから大丈夫だよ〜』
…なんで?
あ、転入するまえに相澤先生にきいたとか?
うん、多分そうや!()
蛙水「そうなの?私のことは梅雨ちゃんとよんで」
『………』
「「?」」
『ごめんなさい!梅雨ちゃんじゃなくて、蛙水ちゃんってよんでいいかな?』
?下の名前で呼ぶの嫌なんかな
蛙水「無理に梅雨ちゃんと呼ばなくていいからね、自分のペースでいいのよ」
『うん、ありがと!』
下の名前でよばれるのはどうなんかな
麗日「輝月ちゃん、って呼ぶのはいいん?」
『もちろん!どんどん呼んじゃって!d('∀'*)』
不思議ちゃんや…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。