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第29話

28
あなた

ゔっ、うーん。

あなた

・・・ここは?

目が覚めるとそこは研究室?と機械室?を合わせたような部屋にいた。
そして、僕はその部屋の真ん中で椅子に縄で縛り付けられている。
その隣には、トガちゃんが椅子に縛り付けられて、気絶している。
あなた

ヒソッ_トガちゃん!起きて。

トガ
トガ
んっ、うーん。
トガ
トガ
ここ…は?
あなた

…わからない。

《ガチャン》
重そうな扉が開く音がした。
研究所の教授
研究所の教授
おや?起きたようだね。
微笑みながら話しかける教授を睨んで聞く。
あなた

ここはどこだ?

僕が睨んでも、彼は微笑んでいる。
正直、気持ち悪い奴だと思った。
彼は楽しそうに言う。
研究所の教授
研究所の教授
そんなに睨まないでよ。ははっ、ここがどこかって?いいよ。教えてあげる。
この人はまるで子供のような口ぶりで言ってくる。
研究所の教授
研究所の教授
ここは、君らが探していた、“こいつ”の複製や研究をしている部屋だよ。
そして取り出したのは、見覚えのある弾丸…
研究所の教授
研究所の教授
これ、なんだかわかる?
君らが死穢八斎會しえはっさいかいから盗み出した、“個性を永遠と使えなくする弾丸”だよ。
あー。死柄木さんがオーバーホールの腕をもぎ取った時に奪ったやつか。
なるほど、これは、敵連合こっちとしても相手あっちとしても、大きな影響をもたらすから…。だから喉から手が出るほど欲しいってわけか。
研究所の教授
研究所の教授
これさ、複製したやつの完成品なんだよね。だから、これを君らに投与して、異常ないか確かめようと思っていたんだけど…
研究所の教授
研究所の教授
どうやらあなたくん…君ってさ、“無個性”なんだってね。
研究所の教授
研究所の教授
だから、仕方ないから、彼女が無個性になる姿…しっかりみといてね。
あなた

トガちゃんは怯えていた。
目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
教授は銃を構える。
《バンッ》
弾丸が放たれる。


…でも僕は、


























“無個性”じゃない。