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第4話

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あの報道があってから、数日後
友達とカラオケに行った帰り道。
かなり遅い時間だったと思う。
っと、言っても、だいたい8時ぐらいだったかな。
家への近道である、人通りの少ない、脇道を、歩いていると、
突然、鈍い音が聞こえた。
前を見ると、だれかが刃物で刺されているようだった。
僕は、怖くて電柱に隠れてしまった。
すると、声が聞こえてきた。
とても、愛おしくてたまらない声が。
トガ
トガ
はぁはぁ。こうくん♡もっと血で汚れた方がかっこいいよ♡
トガちゃんが、刺している人…こう?っていう人は、もう死んでいるようだった。
僕は、彼女が本当にヤンデレ…いや、サイコパスであると知った。
でも、なぜであろうか?
人を刺しているのが、彼女だと知ったとき、僕から、怖いと思っていた感情が消えた。消えてしまった。
初恋の相手と同様に、僕も頭がおかしいようだ。
僕は、トガちゃんに気づかれないように静かに、この路地を抜けた。