菊池 side
さっき家を出る前に中島から連絡が来た 。
あなたが夢ですごいうなされてたって 。
勝利はすごい心配してたけどとりあえず現状注意
ってことでふつーに今はダンスのレッスン中 。
あなたもまっしまたちと楽しそうに笑ってる 。
佐「 よし 、じゃあやろっか 」
全「「 はーい 」」
今日は少クラで歌う振り付けの練習 。Sexy Zoneと
SixTONESがコラボして嵐兄さんのOne Loveを
歌うらしい 。ただ今日はあそこの2人の息が
合わなさすぎて ………… 笑笑
雛「 もうちょっと京本右 」
京「 いやあなたが左行った方がいいと思う 」
普段から仲が良い同期の2人がこんなちっぽけな
言い合いをすることはなかなかないから貴重 笑
だからどんどんどんどんヒートアップしていく 。
京「 ほんとにやる気あんの ?」
雛「 バリバリありますけど ?」
京「 あるならもうちょい頑張れよ 」
雛「 はあ ?こっちは一生懸命頑張ってるし 」
京「 その頑張りが足りないんだけど 。
やる気ないなら帰ってくれない ?」
雛「 !!!!… もう良い 。知らないやめた 」
マイクをそこらへんに投げ捨てて自分のバックを
持つと 、乱暴にドアを開けて帰っていくあなた 。
あいつがここまで荒れるのは珍しく 、
後ろで練習していたHiHi Jetsも東京B少年も
隣のレッスン室で練習していたKing&Princeも
周りにいたスタッフたちも固まった 。
京本も我にかえりしゃがみこんでため息をついた 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!