中島 side
結局あなたは最後まで折れることなく
自身の意見を突き落として 、
俺らが折れることになった 。
まあナース見れるならいっか ……… ←
スタッフ「 雛垣あなたさん入りまーす 」
雛垣「 お願いしまーす 」
『 ……… エッロ 』
雛垣「 まじ潰す帰れ 」
『 1人じゃ帰れないくせに 』
雛垣「 くそっ 、ごほっ 、」
『 無理しない程度にね 』
雛垣「 ん 、行ってくる 」
今から病院のナースステーションの撮影 。
どこかの部屋からナースコールがしてあなたが
飛び出して行く 、っていうシーンらしい 。
" ぴんぽーんぴんぽーん "
三原「 はいもしもし!… はい 、はい 、… 」
橘「 301の鈴木さん …
どんな要件でした 、?」
三原「 背中がかゆいって 。
橘さんにかいて欲しいとのご命令ですっ!」
橘「 うぇえええええ、、、?!?!
なんで私なんですかぁ!!!!」
三原「 ご命令はご命令!
はいいってらっしゃーい!
あ 、ついでに斎藤くんも!」
斎藤「 俺もですかっ?!」
橘「 ななななんで斎藤もっ?!」
村上「 あらー 、
いいじゃない 。何か問題でも?」
橘「 べっ 、別にぃ?!」
斎藤「 … 分かりましたよ 。行くぞ 」
橘「 へいへー " ガッシャン " ったあああ!」
斎藤「 !おいっ!大丈夫か?!」
三原「 … ちょっと橘さーん?!?!」
橘「 ごめんなさぁーい!
倒しちゃいましたぁ!!!!」
三原「 もうっ!ここは
やっておくから早く行って!」
橘「 はいっ!ただいま!」
あなたが小物倒した時 、やっぱり皆さんが
すぐに気づいてアドリブ入れてくれんの
すげぇ感動するわなんか ……… ←
すると 、影で見てた俺に
1人の俳優さんが話しかけてきた 。
「 こんにちは 。中島くん?」
『 あっ 、こんにちは 、えっと … 』
沢村「 沢村です 笑 」
『 沢村さん 、あ 、絶対零度でもお世話に
なってますよね 。ありがとうございます 』
沢村「 いやいやとんでもないよ 笑
あなたちゃん 、才能ある … とは思えないけど
根性だけは本当に素晴らしいよね 笑 」
『 … 人一倍頑固なんすよ 、笑 』
沢村「 多分 、それがいつも積み重なって
いっぱい努力してるから4クールも
オファー来ちゃうんだろうな 笑笑 」
『 本当に凄いですよね 。
ずっとライブの合間とかでも台本叩き込んで 。
… メンバー1 、強いんです 。アイツは 』
沢村「 … いいね〜 、俺も
アイドルのあなたちゃん見てみたいわ 笑 」
『 あ 、良かったらライブとか来ますか?
次いつになるか分かんないっすけど
横アリとかこっから近いしやる時に
なったらみに来てくださいよ 笑 』
沢村「 行く行く!呼んでね 笑 」
『 はい!』
スタッフ「 あ 、中島さん!ちょっと … 」
『 あ 、はい今行きます!それじゃ 、』
沢村「 うん 、いってら!」
スタッフさんに呼ばれたから 、
沢村さんと分かれてあなたの
ナース姿からもばいばいした ( )
そしてこの後しっかり撮影を乗り越えた
あなたは 、嫌々ながらも病院行って
風邪だと診断されてましたちゃんちゃん ( )
やっぱりあなたの仕事は
歌って踊って演じて笑うことだね 、笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。