第294話

嵐 さ ん
5,943
2019/01/28 09:13





あなた side

















声が出なくてなにも持てなくなって 。



あの画面の内容は全部嘘だって思ってた 。



でも 、次に目を覚ました時はベットの上にいて 。



きっと誰かが運んでくれたのか 。



一番尊敬して一番大好きで一番可愛がって(?)



くれた偉大な先輩が活動休止するとは思っても



いなかった 。ましてや国民的アイドルが 。



カウコンでまだ共演出来てないですよ 。



もっと一緒にお芝居やりたかったんですよ 。



一緒にCD出したいんですよ 。



ねえ 、二宮くん 。大きくなったら



全部叶えてくれるって言ったじゃないですか 。













































" 雛垣「 二宮くん二宮くんっ!」"



" 二宮「 あーはいはい何 」"



" 雛垣「 好きです大好きです!」"



" 二宮「 あっそう 」"



" 雛垣「 冷たいところも好き〜!」"



" 二宮「 ほんと趣味おかしいよね 」"



" 雛垣「 おかしいですか?!どこが?!」"



" 二宮「 … 自覚無しかよ 、」"



" 雛垣「 ほえ〜〜???笑 」"


























































脳内で昔の記憶が再生される度 、



天井を見る私の視界は潤んでいくばかり 。



自分が落ち込んでどうするんだ 、



そう思いたいけど涙が言うことを聞いてくれない 。



何度も何度もお世話になって何度も何度も



笑顔にさせてもらった先輩だから 。



5人の嵐さんが大好きだったから 。



そんな時 、コンコンっと扉から音がした 。





































































中島「 あなたー?まだ寝て … うぉ?!」



『 、、、ズズッ 、』



中島「 えーっと 、、、
だいじょう … ぶじゃないか 、」



『 、、、』



中島「 よしよし 、大丈夫大丈夫 」



『 … ガードセンターかよクソ 、』



中島「 口は通常運転みたいだね良かった 笑 」
























































































ベットから起き上がった半泣きの私は



すっぽりと中島の胸の中に収まった 。



こいつ 、柔軟剤の匂い強すぎる 、、、。



でもその匂いがなぜか 、私を落ち着かせた 。










プリ小説オーディオドラマ