時刻は12時。
わたしは、集中して3時間も休憩なしに、勉強しちゃってた.....
でも、頭に入りやすかったし、ずっとやってるのも、たまにはいいかな。
そう思った時だった。
グゥー(お腹の音
わたしは、反射でお腹を隠した。
誰もいないのになにやってるんだろw
3時間も勉強して、昼ごはんもまだ食べていないんだから、お腹もすいて当然だなぁ。
わたしは立ち上がり、何か食べようと思って食堂に向かった。
食堂にはさとみくんがいて、他のみんなはいなかった。
わたしは、さとみくんの横に座った。
さとみくんは、笑顔で言った。
そうだなぁー。
"一つにまとまらない"ところか...
もちろんいい意味でだよ?
みんなが、バラバラな事をやっているから、どこからでもすとぷりのことを知ることができる。
やっぱり、いいメンバーがいていいなぁ。
わたしがそんなことを考えていたら、さとみくんは、立ち上がった。
わたしは、喜んでさとみくんについて行った。
さとみくんの手料理かー!
この前食べたのもめっちゃ美味しかったんだよなぁ!!
なんか温かみがあったて、安心するというか、ハマっちゃうんだよねー!
そう思いながらわたしは、食器や食材を
さとみくんに言われた通りに出した。
そんな、笑顔で言われたら困りますよー!
あなた本当に年上ですか!?
可愛すぎますぅぅぅ!!
わたしは、平常心を保ちながら、そんなことを考えていた。
さとみくんは右手の親指を立てながら、わたしに笑顔で言ってきた。
わたしも、親指を立てて返した。
わたしは、元いた食堂の席に座ってさとみくんを待っていた。
さとみくんは、手際良く作っているのが遠くから見てもわかる。
やっぱり、料理上手っていいよねー。
わたしも料理の勉強して、みんなに作ってあげようかなー?
そんなことを思いながら待つこと10分。
さとみくんは、お皿を持ってきた。
そう言って持ってきたのは、オムライス!
とっても美味しそうで今にでもよだれが出そうだった(((o(*゚▽゚*)o)))
そう言って、さとみくんはスプーンを渡してきた。
わたしは、さとみくんからスプーンを受け取って、すぐに一口すくった。
やっぱり、めっちゃおいしい!!!
ケチャップの分量とかめっちゃ丁度良くて、卵もこんなに美味しくできるんだなと思って、わたしもまだまだ、料理の勉強をしないと..!!
そういって、わたしはスプーンをとりに行こうとしたら、さとみくんが腕を掴んできて、、、
そう言って、わたしにスプーンを持たせて、一口すくった。
そう言って、さとみくんはわたしがすくったオムライスを一口。
パクッ
えー!ちょっと待って!
わたし今、さとみくんと間接キスしたよねぇー!
なんでそんなに、普通なの!?
わたしは顔が赤くなっているのがわかり、さとみくんから顔をそらした。
さとみくんは、それに気づき、わたしと顔をあわせそうとしている。
わたしは必死に避けながら、オムライスを食べ終わった。
"大好きな人と間接キスしたから..."
なんて言えるわけがない。
それってほぼ告白ですからね!
わたしは、そろそろ恥ずかしさもなくなってきて、普通に戻った。
そういって、わたしは自分の部屋に戻って行った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!