わたしが気がつくと、自分の部屋のベットで
寝ていた。
あれっ、そうだ。
わたし、零奈たちに‥‥‥
早くみんなにお礼しに行かないと。
そう思ったけれども、体が動かなかった。
痛い。わたしは全身が痛すぎて、ベッドから
起き上がることもできなかった。
でも、みんなのところに行かないと。
そう思い、わたしは、いつもの2倍の力で
動こうとしたが、動かなかった。
やっぱり、無理だなぁ。
大人しくしておこう。
そう思って、もう一度目を閉じた。
わたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。
わたしのことを呼んでいたのはるぅとくんだった。
るぅとくんはわたしが起きたからか
心配がなくなって、少し安心した顔で
こちらを微笑んだ。
わたしがお礼を言うと、るぅとくんは
顔をそらした。
わたしは、よくわかなかったけど
るぅとくんが、嫌だったわけでもないと思った。
そういって、るぅとくんは部屋を出て行った。
わたしは、ふーっとため息をついた
いろいろ疲れたなぁー
寝ても疲れが取れてないみたいだ。
全身痛いし。
こうゆう時は、曲を聞いて、リフレッシュでも
しよーと!
わたしはそう言って、スマホにイヤホンを刺して、すとぷりの曲を流した。
やっぱり落ち着くなぁ。
わたしがそう思っていたら、いつのまにか
眠りについていた。
綺麗な歌声。
こんなひと、知り合いにいたっけ。
わたしがそう思って、ベットの横を見たら
そこには、、、、、
そこには、ころんくんが、綺麗な歌声で
歌っていた。
こんな綺麗な声だったけ‥‥‥
いつものガサガサヤギボイスはどこに行ったの!?
(ごめんなさい🙇♀️)
ころんくんは、わたしが起きたことに気づいたら歌うのをやめて、ベットの横に座った。
動画の編集大変なのに、わざわざ
わたしの部屋まで来てくれて、優しいなぁ
そう言って、ころんくんは
部屋を出て行った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。