そう言って、6人は学校に戻って行った。
時刻は4時半。
学校が終わったのは3時半だった。
しかも、あなたは今日転校してきたから
これは絶対におかしいと全員が思っていた。
そういって、6人は別々のところを
探しに行った。
そのころ、あなたは‥‥‥
そういってる、零奈はわたしのみぞを
殴ってくる
痛い。
もうそのことしか考えられなくなってる。
わたしは泣くことしかできなかった。
抵抗できない。この人たちがどれだけわたしのことが嫌いでも、わたしは嫌いになれる気が
なかった。
だって、あんなに優しかった、明美‥
元気で、面白い零奈‥
この2人は本当はこんな人じゃないって
知っているから。
わたしは、この言葉で、この2人が本気で
楽しんでいることがわかった。
そして同時に、あの笑顔が偽物だってことが
わかった。
わたしは、怒りじゃなくて、悲しみの方が
強かった。
もう、、、、、どうにでもなれよ、、、
わたしが顔をあげたら、明美は金属バットを
笑顔で持っていた。
あー、わたしの人生もう終わるのか‥‥‥
でも、後悔はないな。
すとぷりのみんなと会えたし‥‥
夢はかなわなかったけど、楽しかったよ
さようなら‥‥‥
みんな‥‥
そう思って、わたしは目を閉じた。
わたしが目を開けると、そこには
本当の王子様がいた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!