そう言いながら、窓をあける。
青空が広がっていて、太陽が眩しく光っている
そう言って、ほうきを出して部屋中をはく。
何年も使ってなかったのか、ほこりがいたるところにある。
そう言っている間に、1時間半が経過した。
部屋は前とは、大違いで、とっても綺麗になった。
これには、私もとってもご機嫌だよっ!
私はよしっと、思いながら部屋の窓を閉めた。
やっとひと段落。
午前は、新幹線で、座り疲れて
午後は、心臓がいろんな意味で疲れて
身も心も、ボロボロだった。
私は、すこし休憩するつもりで、目を閉じた。
気付いたら眠りについていた。
私は目を擦って、時計を見た。
‥‥‥あれ?なんか忘れてない?
私は、部屋を飛び出して、約束の場所に
向かう。
寝癖なんて関係なしに、ただ、わたしの
憧れの、あの人の場所に向かう。
そういえば、さとみくん、紹介したい”人達”って言ってたけど、一人じゃないんだなぁ
でも、さとみくんが紹介する人達だからいい人だよね!!
それより今は急がないとぉぉお!
そう心の中で思いながら、私は全力疾走していた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!