わたしは職員室に行くといったのに、もう
3分も歩いている。
おかしい。わたしの元々の学校だったらこんなことありえない。
私がやっとついたとおもったら
2人はそう笑って言うけれど、わたしには
衝撃でしかなかった。
わたしは職員室の扉をノックした
コンコン((ノック音
出てきたのは、若そうな男の先生。
わわ!でも身長はジェルくんくらい高いんじゃないんですか!?これは!?
わたしは最初怖そうな先生だとおもったけれど
意外に優しそうな先生だよおもった。
わたしには、零奈と中野先生が
とても、仲良く見てた。
そう言って、麗奈と明美は
教室に戻っていった。
わたしは先生を待っていた。
ただ廊下の壁にもたれかけながら
ボーっとして。
あと5分後に自己紹介かー。
なんか緊張するなぁー。
わたしはいきなり目を塞がれた。
えっ?男の子?
でも、知ってる子じゃなかったら、こんなことしないよね?
わたしより全然身長が高いし、おとなっぽい
優しい声だから‥‥‥‥‥
後ろを向いたら、無邪気に笑うなーくんが
いた。
この人はほんとうに先輩かなー?と思うくらいに遊び心を忘れない一面もあるんだなー
わたしが言うと、なーくんはなるほどとした顔をして、うなずいていた。
なーくんはそう言って、立ち去っていった。
わたしは、その場を立ち去った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!