あなた「太宰さんってポートマフィア辞められたんですね」
太宰「まぁねっ」
あなた「なにか事情が?」
太宰「ねぇ、あなた」
あなた「はい」
太宰「僕はあなたの話をして欲しいな」
あなた「話したら??」
太宰「君を助ける。ただそれだけだよ」
太宰「いや、正確に言うとこちらに引き込む、かな」
あなた「こちらに……?」
太宰「あなた、僕は今ね
武装探偵社という社員をしてるんだ」
あなた「太宰さんが社員ですか。」
太宰「そー!」
あなた「私になんのメリットが???」
太宰「御両親のこと少しはわかるよ」
あなた「すぐにですか?」
太宰「即答だね笑」
あなた「で、すぐにですか?」
太宰「すぐには無理かな」
あなた「…………、そうですか。」
太宰「でもあなたが調査を進めれば結構早いんじゃないかな?」
あなた「調査……、」
太宰「何も教えてもらってないんでしょ?」
あなた「まぁ、」
太宰「じゃあこっちの方がいいとおもうんだけど」
あなた「いきm(((トドーンッッッ」
激しい爆発音が鳴り響く。
_____________________八神だ。
八神「なーに抜けがけ???」
八神「巫山戯んなよ(((低音ボイス」
あぁ、怒ってる、
あなた「安心してよ。行く気なんてない」
太宰「?!?!」
あなた「じゃあね」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。