帰りまでカット
放課後
授業が終わり、皆んなが帰ろうとしている
ただ1人だけ体育館裏に行く
逆走をしているみたいで嫌だったので小走りで行く
体育館裏に到着
もう既に呼び出した本人達が居た
何されるんだろう、
気絶しないかな
気絶したら今日中に見つけてもらえるかな
など、色々な不安が押し寄せてきた。
ただただ暴言を言われた。
いつもより酷い言葉
私の全てを否定される様な言葉
私だけではなくらっだぁ達をも否定する言葉
やめて、、やめてよ、
らっだぁ達をバカにしないで
私の恩人にそんなことを言わないで
言うなら私のことだけにして
うるさい
お願いだから
黙って!
段々と怒りが湧いてきた
思わず『黙れ...』そう言ってしまった
そしてその瞬間記憶が途切れた。
気がつくと
そこは知らない場所だった
朦朧とした意識を無理やり起こし
立ち上がった瞬間
足に激痛が走った
倒れる様にしゃがみ込んでしまい
頭を棚にぶつけてしまった
結構大きな音がなり
びっくりしたのか
誰かがドタバタ走る音が聞こえた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。