第3話

安全第一
土方 十四郎
土方 十四郎
"後で"って何だ"後で"って…!
死ぬわけねェだろ!!!
それにあなた!構わないってどういうことだお前…!!
あなた

え?言葉の通りですよー。
というか土方さん、そんなに怒ってたら危ないです。事故でも起きたらどうしてくれるんですか

沖田 総悟
沖田 総悟
そうでさァ。俺とあなたさん、2つの命が乗ってるんでィ。
真面目に運転しろ土方
土方 十四郎
土方 十四郎
総悟テメェ…


2人が耳クソみたいな鼻クソレベルの言い合いをし始めたところで、私は再び外へ視線を戻した。

正直、総悟が土方さんを殺そうとしてる事に関してはどうでもいい。 手伝おうとも思わないし、助けようとも思わない。

まず土方さんが総悟に殺られることなんて絶対にない。
もし土方さんを助ける場面が出てきたら、それは彼の命が危ないと私が判断した時だけ。てか土方さんに関わらずだけどね。

しかし、総悟と一緒に土方さんの怒りを買った事は何回もある。決して手伝っている訳ではない。楽しんでいるだけだ。
あなた

…土方さん、もうすぐ着きますよ


さっきから真っ直ぐに走れていないこの車。
でも、目的の場所へはちゃんと近づいていた。

あと少しで到着する距離まで進んでいるが、ずっと口喧嘩を続けている土方さんはそれに気づいているのかいないのか。

仕方なく一応それを伝えてあげると、「分かってる」 の冷たい一言。ふざけんな。


ふざけんな。
あなた

ふざけんな

土方 十四郎
土方 十四郎
お前今何か言ったか…?
あなた

何も?

すっごいバレてる感じもしたけど、こういう時は白を切るのが一番。
涼しい顔をして頬杖をつきながら、髪をなびかせた。