第2話

そういう日に限って
あなた

はぁ、折角の非番が…


今日は1日仕事がないはずだったのに。
非番の時に限ってアイツらは動くかな…。


揺れる車内で、下がった窓から入る風を感じながら流れる景色を見つめる。

非番というものは私達真選組にとって、オアシスなのだ。そう、仕事が砂漠ならば非番はオアシス。
週に1回あるかどうか、まさにブラック。



にも関わらず、

「あ、買い物行くついでに牛乳も買ってきて」
という母親みたいな軽いノリで

「あ、お前ら非番なくなったから今日は仕事だ」
と、同じテンションで言う土方さんは本当に人間なのか。



私の隣に座るのは一番隊隊長、沖田総悟。
彼はバズーカを構えて、このパトカーを運転する副長、土方さんを狙っている。

確かに、打つ理由は分かる。
でもここで打たれたら3人共終わりだ。
関係ない私が被害になんて遭いたくない。

あなた

ねぇ総悟。
土方さんを狙うのは別に構わないんだけどさ、打っちゃったら私に危害が及ぶ

沖田 総悟
沖田 総悟
それはいけねェ。ごめんなさいあなたさん。
土方さん、後で死んでくだせェ


バズーカを下ろした総悟は申し訳なさそうに私に謝ったが、次に放った言葉で一瞬にしてその表情は消えた。
同時に土方さんは青筋を立てた。