時計の針がさす時刻は、午後9時。
友達の家に遊びに行って、ゲームとか色々やってたら
あっという間に門限なんて超えてた。
やばい、ほんとにやばい。
私は友達に別れを告げたあと、自宅まで
猛ダッシュをする。
バッグの中からスマホを取り出して見てみたら、
彰人から200件 , 絵名から100件も来てる…
とりあえず電話をかけ直そう。
そう思って公園の角を曲がった時、
誰かとぶつかった。
スマホに落としていた視線を、上にあげると
走ってたのか、汗だくで肩で息をしてる彰人の姿が。
心底ほっとしたような顔で、私の事を苦しいくらい
抱き締めてくる彰人。
それはもう力強く…私がここに居るって
確かめるみたいに。
あれだけ体力お化けな彰人が、ここまで
息切れしてるなんて…
心配、かけちゃったな…。
吐息混じりの彰人の泣きそうな声が、耳元で響く。
彰人の髪、汗で額に張りついちゃってる。
こんなに心配してくれるなんて、…ちょっと嬉しいな。
トントンと私の背中を叩きながら、
いじけた様な声を出す彰人。
いやまぁ、図星だから何も言えないんだけど。
それに、…彰人の泣きそうな顔、久々に見れた。
2人でいつものように恋人繋ぎをして、
家に帰ったのはいい思い出。
絵名が玄関に仁王立ちしてたのには
びっくりしたけど。
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ 彰人 side
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スーッッ…限定彰人くんが欲しい… ((
皆さんは引きましたか?
良ければ💬欄までいらっしゃいませ!!
それでは、おつぽてと!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。