🌷 you side
目を覚ますと
見慣れたような ,見慣れないような
眉を下げたヘチャンさんが私を覗いていた。
私がアタフタして荷物を持とうとすると
ヘチャンが一言発した。
話をゆっくり聞けば、
私はヘチャンさんに向かって走っていった後、
躓いてヘチャンさんの胸にダイブ、
そしてそのまま寝てしまったと言う。
本当に心配している顔で私を見つめるヘチャンさん。
流石の私もそろそろ限界かな、。
なんて思っていたけれど
こんな迷惑かけるようなことをしてしまっては
もう会社を休んだ方がマシだった。
なんて 今更後悔する。
そうやって私は カバンの中から名刺入れを取りだし、
自分の名刺をヘチャンさんに渡した。
さっきの下がり眉は何処へ消えたのやら。
今のヘチャンさんは太陽の様に眩しく笑顔を見せていて
時間が経てば経つほど ,私達は仲良くなっていった。
そうするといきなり
ヘチャンさんは私を無理やりベットに寝かせた。
いわゆる 『 押し倒す 』 ってこと。
︎︎ ︎︎
... がちゃ ッ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。