私は彼を呼んだ。
【答え出してくれたん?】
「うん、、ごめんなさい。」
【そっかぁ、、好きなやつおるんやろ?】
「う、うん、、本当にごめんなさい。」
【大丈夫やって、ほら、笑ってや♪俺はあなたちゃんの笑顔がめっちゃ好きなんや♪】
「安田くん…、」
【大丈夫や、絶対上手くいくって、、俺が保証する!】
私は何も言っていないのに、何故か彼は分かっていた。
【ほら、行ってきなよ、、あ!でも、今まで通り友達でいてや?約束。】
って彼は手を差しのべてきた。
私はその手に自分の手を乗せた。
「うん、ありがとう、安田くん。」
私は大倉くんを探した。
すると1人で歩く彼を見つけた。
「大倉くん!!」
彼は驚いた顔でこっちを見た。
そして…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。