第7話

もう1人の告白。
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2019/11/13 08:17
ある日、廊下を歩いていると、

【あなたちゃん♪】

「あ、安田くん?どーしたの?」

【ちょっと話しあんねんけど、ええ?】

「いいけど、、」

と私達は学校のベンチに座った。

「どーしたの?」

【あなたちゃんってさ、大倉のこと好きよな?】

「え、え?!何言ってるの?」

【え?ちゃうの?】

「ち、違うよ、、うん、絶対違う!」

【そうなんや、ならええか、】

私は不思議そうに安田くんの顔を見た。

【俺、あなたちゃんの事、ずっと前から好きやった、、付き合ってもらえませんか?】

「え?、ち、、え?」

【返事は今じゃなくてもいいよ、ゆっくりで】

「えっと、、うん、えっと、、」

【じゃまた、声掛けてな?】

と帰ろうとした。でも彼は止まって、

【俺さ、マジやから。】

と言って、その場を去った。

それを、、、もう1人の彼が

見てるとも知らずに…。

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