〜時透目線〜
僕が探してる所にはないから
煉獄さんに聞いてみた
でも
って言ってくる
だよね、
あなたの事かな?
あったっけ?
んー、どこだろう…
あなたと二人の時は
いつも違う所に居たからな
一定の所はないし、、、
あ、
縁側で沢山、紙飛行機折ったな
昨日も一緒に折ったのにさ、
そっか、
もう居ないんだよね、
向こうまで続いている縁側
でも僕たちが座る場所はいつも決まっている
そこに座ると
全員の屋敷が見える様になっている
、
紅葉の木の下に箱で置いてあった
そっか、この木
紙飛行機が引っかかって
登った事があるんだよね、
二人で登ってたら
ちょうどみんなが来て、
二人の内緒にしようって
話したんだよね
思い出せたのもあなたと居たからだ
あなたが居なかったら今も昔と
変わらなかったんだよね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。