今は4月。帝光中への入学式だ。
やっとこの日が来た。
楽しみだ…
さぁ、復讐を始めよう。
「───最後に、新入生代表。赤司征十郎。」
「はい。」
「キャーッ!あの人カッコいい!!」
「知ってるか?あいつ、全部満点だったらしいぜ?!」
「まじかよ!やべー!!」
………
「─────今日の日を、とても楽しみにしていました。多くの先生、先輩方、保護者の方方に祝福され、とても嬉しく思います。迷惑をかけてしまうかもしれませんが、これから、どうぞよろしくお願いします。
──新入生代表。赤司征十郎。」
パチパチパチパチ
「ありがとうございました。次に───」
ざわざわざわ
今は、入学式も終わり教室にいる。
嬉しいことに赤司も一緒だ。
それも隣の席だ。
──まずは、話し掛けてみるか
「あの、僕の名前は黒子テツヤと言います。お隣さん同士、宜しくお願いします。」
宜しくする気は無いがな
「ん?あぁ、俺の名前は知ってると思うけど赤司征十郎だよ。宜しくね、黒子くん」
「はい」
教師の話しも終わり、放課後になった。
取り敢えず、バスケ部の入部届けを出しに行こう。
入部テストで何軍か決められるんだったよな?
なら、本気は出さないで3軍からっと
ふふふふふ……
復讐の日は、始まったばかりだ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。