第5話

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2018/10/03 09:44
出てきたオロチは思っていた以上に数も多く、大きかった。


オロチ達はある場所を集中的に襲っていた。



冬華)間違いなく人がいるのかそこは……。




冬華はためらった。人はこの星を捨てた、にもかかわらず、勝手にやって来てオロチに襲われている。
もうここは人の知っている星ではない。
私にはそんな事関係のないことだ。
関係ないことに首を突っ込みたくはない。




その時、人影が見えた。
体格からして男だ。
だがフードを被っているため顔もわからない。

その男はオロチを傘で爆撃していた。

爆風によってフードが取れた。




冬華は見た。その男の顔を。

長い赤毛の髪を三つ編みにした青い目の男だ。











冬華はその男に妙な懐かしさを感じた。

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