第34話

モニタリング 勇太Ver.
2,096
2019/10/13 11:32



『 廃校で怪奇現象が起きたら信じる?信じない? 』



神宮寺 「 神宮寺勇太です! 」


「 森下あなたです! 」



『 偽の取材で呼ばれたこの2人 』

『 早速音楽室で偽取材を始める 』




「 夜の学校怖いね 」


神宮寺 「 大丈夫だよ。俺がいるから 」



『 さすが国民的彼氏 』



偽スタッフ 「 そういえばここ出るらしいですよ笑 」


「 えっ… 」


神宮寺 「 やだなぁ笑 」


偽スタッフ 「 この前ここで取材した時も出まして 」


「 じんくん… 」


神宮寺 「 大丈夫…大丈夫だから… 」



『 神宮寺が森下の手を握ったところで1つ目の
仕掛け。ベートーヴェンの肖像画が勝手に落ちる 』



ペラッ



「 はぅ…っ…!! 」


偽スタッフ 「 …やばいですね… 」


神宮寺 「 風だよ。大丈夫…! 」


「 やだ… 」





『 そして次の仕掛けはピアノが勝手に鳴る 』




ドーーー





「 じんくん!!!!!!! 」


神宮寺 「 やばい… 」


「 ほんとにほんとにやだ… 」



偽スタッフ 「 別の部屋探してきますね 」




『 少し怖がる神宮寺と森下を置いて
音楽室を出るスタッフ 』





「 はぁ…じんくん…今日は一緒に寝ようね… 」


神宮寺 「 そうだな… 」


「 呪われてるかもね 」


神宮寺 「 怖いこと言うなよ! 」






『 ここで最後の仕掛けは電気が消えて
電気が着いた時に目の前に幽霊がいる 』



パチッ



「 やだぁああ!!!!!じんくん…!!! 」


神宮寺 「 落ち着け!落ち着け! 」


「 はぁ…もうなんなの… 」


神宮寺 「 外出てみる? 」


「 外に出て幽霊がいたらどうするの? 」


神宮寺 「 それはやばい… 」


「 幽霊って本当にいるんだね 」


神宮寺 「 いるよ! 」


「 やだっ!!!! 」






『 電気がつくまで3.2.1 』






パチッ





「 はっ…つい…ひぎゃああああ!!!! 」


神宮寺 「 どうし…うわっ!!! 」


「 じんくん…私は死ぬの…? 」


神宮寺 「 …天国で会おうな… 」


「 もっと生きてたかったよ… 」


神宮寺 「 俺が死んだら玄樹は… 」


「 はぁ死ぬ前に櫻井くんに会いたかった… 」









『 幽霊何もしないままモニタリング終了 』




ガチャ




「 連れてかれちゃう 」


神宮寺 「 天国で会おうな… 」


「 …う… 」



スタッフ 「 モニタリングです笑 」



「 えっ 」


神宮寺 「 幽霊も…? 」


スタッフ 「 はい笑 」







「「 くそっ!」」






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