『 廃校で怪奇現象が起きたら信じる?信じない? 』
神宮寺 「 神宮寺勇太です! 」
「 森下あなたです! 」
『 偽の取材で呼ばれたこの2人 』
『 早速音楽室で偽取材を始める 』
「 夜の学校怖いね 」
神宮寺 「 大丈夫だよ。俺がいるから 」
『 さすが国民的彼氏 』
偽スタッフ 「 そういえばここ出るらしいですよ笑 」
「 えっ… 」
神宮寺 「 やだなぁ笑 」
偽スタッフ 「 この前ここで取材した時も出まして 」
「 じんくん… 」
神宮寺 「 大丈夫…大丈夫だから… 」
『 神宮寺が森下の手を握ったところで1つ目の
仕掛け。ベートーヴェンの肖像画が勝手に落ちる 』
ペラッ
「 はぅ…っ…!! 」
偽スタッフ 「 …やばいですね… 」
神宮寺 「 風だよ。大丈夫…! 」
「 やだ… 」
『 そして次の仕掛けはピアノが勝手に鳴る 』
ドーーー
「 じんくん!!!!!!! 」
神宮寺 「 やばい… 」
「 ほんとにほんとにやだ… 」
偽スタッフ 「 別の部屋探してきますね 」
『 少し怖がる神宮寺と森下を置いて
音楽室を出るスタッフ 』
「 はぁ…じんくん…今日は一緒に寝ようね… 」
神宮寺 「 そうだな… 」
「 呪われてるかもね 」
神宮寺 「 怖いこと言うなよ! 」
『 ここで最後の仕掛けは電気が消えて
電気が着いた時に目の前に幽霊がいる 』
パチッ
「 やだぁああ!!!!!じんくん…!!! 」
神宮寺 「 落ち着け!落ち着け! 」
「 はぁ…もうなんなの… 」
神宮寺 「 外出てみる? 」
「 外に出て幽霊がいたらどうするの? 」
神宮寺 「 それはやばい… 」
「 幽霊って本当にいるんだね 」
神宮寺 「 いるよ! 」
「 やだっ!!!! 」
『 電気がつくまで3.2.1 』
パチッ
「 はっ…つい…ひぎゃああああ!!!! 」
神宮寺 「 どうし…うわっ!!! 」
「 じんくん…私は死ぬの…? 」
神宮寺 「 …天国で会おうな… 」
「 もっと生きてたかったよ… 」
神宮寺 「 俺が死んだら玄樹は… 」
「 はぁ死ぬ前に櫻井くんに会いたかった… 」
『 幽霊何もしないままモニタリング終了 』
ガチャ
「 連れてかれちゃう 」
神宮寺 「 天国で会おうな… 」
「 …う… 」
スタッフ 「 モニタリングです笑 」
「 えっ 」
神宮寺 「 幽霊も…? 」
スタッフ 「 はい笑 」
「「 くそっ!」」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。