あなた｢…っ…助けて…｣


この人達の前では泣かないって決めたのに…




神宮寺｢…え？｣


あなた｢…助けて…っ…もう…っ…やだ…っ｣


そうか


私も心開いてたんだ。









あなた｢私っ…小さい時から親に虐待されてっ…学校でもずっと虐められてた…っ…でも…助けてくれたのがジャニーさんでっ…キンプリに入れって言われた時は本当に嫌でっ…みんなの努力…ジャニーさんから聞いてたからっ…｣



本当にこの人達に


助けを求めていいのかな…


あなた｢…っ…この世界に入って虐めは酷くなるばかりで…っ…ファンレターって送られてきたものほとんどがアンチで…っ…ここの人みんなに冷たい目で見られてっ...唯一一緒にいてくれたジャニーさんは亡くなっちゃうし…っ…私…本当の独りに…っ｣


 



ギュッ


まただ。


また平野さんは抱きしめてくれた。



平野｢あなたの居場所なら俺らで作る。ここにあるよ。｣







みんながいるのに大泣きをしてしまった



平野紫耀side



平野｢あなたの居場所ならここにあるよ。｣


俺が言い放ったその一言。


あなた｢…助けて…｣


何があっても俺らの前で泣かなかったあなたが泣いて

俺らに助けを求めてきた。



こいつはこいつなりに悩んでたんだ




今まであなたに冷たくしちゃってた分


これからはあなたを守ろう


俺の中でそう決めた。





あなたside


少し落ち着いてきた頃



永瀬｢じゃあまずは呼び方からやな！｣

高橋｢だね！｣

平野｢俺の事は紫耀って呼んでね｣

あなた｢…紫耀くん…｣

永瀬｢俺は廉｣

高橋｢海ちゃんってよく呼ばれてるけどなんでもいいよ笑｣

神宮寺｢神宮寺でもいいけど長いよなぁ笑ゆうたとか？ジンでもいいし｣

岩橋｢玄樹って呼んで！｣

岸｢みんな岸くんだから岸くんで！｣

あなた｢…紫耀くん…廉…海ちゃん…じんくん…玄樹…岸くん…！｣

中島｢じゃあ俺は王子って呼んで！｣

菊池｢やめとけ｣

松島｢普通に下の名前で読んでくれて大丈夫だよ！｣


みんな優しくしてくれた。






まぁこれは昔の話。

この日から私の生活は本当に変わった。