第32話

モニタリング 玄樹Ver.
2,106
2019/10/13 11:32







『 バスに乗って2人で楽しそうに話してる中
1つ目の仕掛けはバスの中の電気が消える 』



パチッ



「 玄樹真っ暗! 」


玄樹 「 停電かな? 」


「 雨降ってないけど停電か 」


玄樹 「 あなた大丈夫? 」


「 …だいじょばない… 」


玄樹 「 大丈夫だよ。おいで 」





『 少し怖がる森下を抱きしめる岩橋。
次の仕掛けは幽霊の声が聞こえる 』


幽霊 「 …ねぇ 」



「 はっ…玄樹…っ…! 」


玄樹 「 …大丈夫…幻聴だよ…! 」


「 何このバス! 」


『 そして最後は幽霊が姿を現す 』



幽霊 「 …おね… 」


「 あああああ!!!玄樹!!やだっ…!! 」


玄樹 「 大丈夫…大丈夫だよ… 」


「 お願いだから早く降ろして! 」


幽霊 「 ねぇ 」



『 怖がるふたりの前の席に幽霊が座る 』


玄樹 「 っ…!? 」


「 玄樹… 」


玄樹 「 だめっ!前向かないで! 」


「 うん… 」


幽霊 「 お姉ちゃん…遊ぼ… 」


「 ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!
ごめんなさい!許して!!! 」


幽霊 「 じゃあお兄ちゃん… 」



「 玄樹もだめ!!! 」


玄樹 「 家でじんが待ってるの!だめ! 」


玄樹 「 成仏してください! 」











『 ここでモニタリング終了 』



「 …玄樹ぃ… 」


スタッフ 「 すみません 」


「 うぎぃやぁあ!!! 」


玄樹 「 …え? 」


スタッフ 「 モニタリングです 」


「 えっ… 」










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