第3話

ごめんなぁ……
394
2019/12/03 12:47
あなた

とりあえず阻止しなきゃ……

昨日……
突然知らされた私だけしか知らない事実。
(今回は火事とか「死ね」っていう表現とかがあるから気をつけてね)
あなた

どうしよう……

みんなに言ったら怒られちゃうかな。
文化祭なのにって……
あなた

……っ。しょうがな…

ズキッ
あなた

!?

あなた

痛っ……

なっ……このままだと……
あなた

モトキが…

━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━
━━━━━━
モトキ
モトキ
おはよう!あなた!
あなた

うん……

モトキ
モトキ
……どしたの?
あなた

えっ……いや!大丈夫!(-ω-;)

モトキ
モトキ
……そう?
あなた

あっ……モトキさ、今日一緒に回らない?文化祭。

モトキ
モトキ
いいの!?
あなた

いいの……って?

モトキ
モトキ
あっ……俺も誘おうと思ってたからさ……嬉しくて……
あなた

そうなの?よかった。ありがとう……
(これで阻止できる……?)

モトキ
モトキ
(これでも笑ってくれないの?)
マサイ
マサイ
よお!おはよう!お二人さん
あなた

ん?あ、おはよう。

ぺけたん
ぺけたん
朝から仲良いねー!
あなた

そんな事ないよ。

シルク
シルク
よおよお!
早く教室戻れよおまえらー!
ぺけたん
ぺけたん
あっシルク!
あなた

先生。おはようございます。

マサイ
マサイ
シルク朝からなにしてんの?
モトキ
モトキ
あっ……今何時?シルク
シルク
シルク
一人ずつ喋れよ笑笑てか先生つけろ笑笑
あなた

……(今日……どうしよう…)

シルク
シルク
……あなた?お前……大丈夫?
あなた

あっ……はい……

どうしよう……
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━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
文化祭終了




火事直前
あなた

っ……!出火原因はなんなの!?未だに分からない!ε=┏( >_<)┛ダッシュ

あなた

(どうしよう……どうしよう!どうにかしないと……)

あなた

確か……ここの……金工室で火が……

ガラガラガラ
あなた

!!?
なっ……なんで!?

生徒
あなたちゃん!?
あなた

なっなにしてんの……

生徒
いや……金工室に忘れ物があるって言ってたから……
あなた

……嘘つき。
マッチポケットに入れて
油も持ってるのに言い逃れはできない。
私だよ?分かってる?

生徒
……がなかった。
あなた

……?

生徒
仕方がなかった!
あなた

……なんで。

生徒
やらなきゃならなかったんだ俺は!
あなた

なんのためにやってるの!?
そんなことやって誰が得すんのよ!
やめなさいよ!

あなた

はぁ……二人でやってんの?なんのために?

生徒
ほんとに魔法使いなんだ。
あなた

今更か……
で?何目的よ。

生徒
あいつらだよ。アイツらがうぜーから! あいつらさえいなかったら……俺は!
バシッ
あなた

いるから殺すっての!?バカにするんじゃない!あの人たちは私のために頑張ってくれてる!命をなんだと思ってる!?

生徒
お前だけじゃん。
あなた

……!

生徒
綺麗事ばっかり。
もういいよ。
バイバイ。
あなた

待っ!

マッチとライターに火がつく。
あなた

(水かけようか……でも油がある……)

あなた

あー!えぇぇぇい!バッ(手を突き出す)

ばしゃぁぁぁあ
生徒
みっ……水!?てっ……手から……!?
あなた

あんたは邪魔!後で話聞く!

生徒
うっ
バタッ
あなた

……!!?
反対側!

あなた

っ……だからかっ!

生徒
あはははは!
シルク
シルク
おい!何持ってやがる!離せ!
生徒
憎いお前らが死ぬ!今日は最高だなぁァァ!?
シルク
シルク
はぁ!?何言って……
生徒
お前から殺そうかな……でもなぁ……
シルク
シルク
なっ……お前らは逃げろ!
生徒
いいや……全員焼けて死ね!
あなた

待って……間に合っ……

モトキ
モトキ
あなた!
あなた

モトキ!逃げて!

モトキ
モトキ
他のみんなは逃げた!シルクとあいつが!教室に!
あなた

……モトキは逃げて!

モトキ
モトキ
なんっ……
バンッ!
あなた

まって!

生徒
あなたちゃん!?
なんで!?あいつが!
あなた

なめないで。私はみんなとは違うんだよ?

生徒
そっかー……
でもさ、聞いてるでしょ?もう油はまいたんだ。
後戻りはできない。
あなた

待って。目的はなんなの。

生徒
目的?そりゃぁ……
生徒
シルク!モトキ!マサイ!ンダホ!ぺけたん!
こいつらは俺が大っ嫌いな奴らだからよ!!
殺してやりたいんだ!!俺の手で!!
あなた

だから……なんで殺そうと思ったかって聞いてんの……

あなた

あなた

(なんで今のうちに逃げないの!)

チラッチラッ
あなた

(もう……直接脳内に……)

シルク
シルク
!!?(あなたが脳内で話してる!)
あなた

(なんで逃げないの!?逃げて!モトキをつれて逃げて!)

シルク
シルク
なっ……分かった……帰ってこいよ!
ダッ
シルク
シルク
モトキ!行くぞ……って!おい!モトキ!
生徒
何してんのさ?まあいいや。ばーいばい
モトキ
モトキ
あなた!
あなた

馬鹿っ!

ボワァァァァァ!!
モトキ
モトキ
熱っ……!
あなた

モトキ!

生徒
あちっ……逃げよ〜バイバーイ
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━━━━━━
モトキ
モトキ
……ん?
あなた

あ、起きた。

モトキ
モトキ
あなた!怪我してない!?よかっ……
ガッ(あなたがモトキの胸ぐらを掴む)
モトキ
モトキ
あなた……?
あなた

なんで……なんで逃げなかったの!?

モトキ
モトキ
え……?
あなた

なんで私の心配をするの!?自分の心配をしなさいよ!

あなた

私だってさぁ……守られてばっかりは辛いんだよ……

あなた

なんでさぁ……先生と逃げなかったの?

モトキ
モトキ
だってさ。見捨てていけるわけないじゃん。
俺も守りたかったんだ。
あなた

っ……

モトキ
モトキ
あなたはいつも人のことを優先するからさ。分かってたよ。怒ることくらい。
モトキ
モトキ
で。ちなみに校舎は大丈夫なのかな?
俺はあなたを信じて残ったんだよ?
あなた

信じて残ったら私に守られたってこと?

モトキ
モトキ
やっちゃった(´>∀<`)ゝ
あなた

……校舎は焼けた。もうボロボロ。油が多かった。この小さいエリアは私がバリア張ってるから壁も大丈夫だけど他はダメだった……

ポタッ…ポタッ
モトキ
モトキ
あなた

守りきれなかったなぁ……

あなた

あと1年ここに居たかった。

モトキ
モトキ
俺……ごめん…
あなた

いいよ。もう時間は戻せない。私でも時間には勝てないから

モトキ
モトキ
そうなんだ。でも、自然には勝てるんだ?火が小さいし
あなた

うん。火を最小限にしたの。モトキにバリア貼ってから……時間は……あと1年以上生きられたら使えたんだよ。時間操るやつ。

ビキッ
あなた

あー……もうそろそろ時間が来るね。時間さえ操作出来てればなぁ……鍛えとけばよかった。

モトキ
モトキ
やばい?
あなた

うん……校舎の崩壊はしないけどね。私がいる限り。でも2人はきついみたい。モトキ。

モトキ
モトキ
うん
あなた

ここから1人で脱出して。

モトキ
モトキ
えっ……!?無理だよ!
あなた

お願い。脱出までのバリアははるから。

モトキ
モトキ
いやでも!俺は!あなたと二人で出たいんだよ!?
あなた

お願いだよ!もう……さぁ……頼むよ……

モトキ
モトキ
!!
モトキ
モトキ
分かった……
あなた

うん。ありがとう。

(ここら辺は1話と同じ)
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━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
モトキ
モトキ
……あなた、ほんとにいいの?
あなた

うん。ごめんね。

モトキ
モトキ
ぅぅ……
あなた

しょうがないよ……さぁ。行って!

モトキ
モトキ
ε≡(*`>ω<´)ゥッ…
(あなた……)振り返る
あなた

(* ´ ꒳ `* )ニコ

モトキ
モトキ
!!!
(´;ω;`)
モトキ
モトキ
(なんで一緒に出れないの……?)
モトキ脱出
建物崩壊
モトキ
モトキ
あなた!!
交番警官
すまない……あなたさん……(  ´^`° )ウッ
モトキ
モトキ
う、嘘だ…出てくるって……言ったのに…
遺体もなかったと報告された
モトキ
モトキ
嘘だ……
シルク
シルク
あなた……
モトキ
モトキ
なんで?
ぺけたん
ぺけたん
自分で消したのかな……遺体
マサイ
マサイ
た、多分死んでないよ。あなたは……
ンダホ
ンダホ
うん……多分どこかにいるよ。
生徒はもちろん逮捕
生徒
話を聞けよ!アイツらがいなかったら俺はこんなことしてねーよ!アイツらも捕まえろよ!
生徒
離せよっ!
生徒
!!!
なんであいつら生きてやがる!おいモトキ!お前が1番わかんねー!殴らせろ!
モトキ
モトキ
……
シルク
シルク
なんだアイツ(ꐦ°᷄д°᷅)?
ぺけたん
ぺけたん
……あの人?
モトキ
モトキ
うん。でももういいんだ。殴っても何しても戻ってこない。あなたは
マサイ
マサイ
そうだな。
ンダホ
ンダホ
ちょっとやだけどね。まあ。我慢できるよ……
生徒
はっ!まあいいや〜あなた死んだしな〜
アイツらが殺したようなもんだろ〜♪
はー!まだいいやあなた死んだしー!
シルク
シルク
!!?
モトキ
モトキ
我慢だ。我慢だ。
ンダホ
ンダホ
うん……
マサイ
マサイ
……っ
ぺけたん
ぺけたん
……
モトキ
モトキ
我慢だっ……っ……
モトキ
モトキ
うっ……泣
うわぁぁぁぁ……
モトキ
モトキ
俺が……もう少し……
俺が……気づいてれば……
俺が…………
マサイ
マサイ
モトキ!しっかりしろ!
シルク
シルク
……っ!くそっ!
ンダホ
ンダホ
(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)
ぺけたん
ぺけたん
ごめんなぁ……あなた……
交番警官
いい加減にしろよ。お前、人殺したようなもんだ。罪は重い。
生徒
っ……
モトキ
モトキ
ごめん……ごめんっ……!
一日ひたすら5人で泣き続けていた。

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