第11話

11話
17,453
2019/06/27 13:16
好きなんだ





やっと気づいた

なんであなたちゃんが攫われた時すごく不安になって心配になって、無事って分かった時にこんなにも強く思ったのも

前不良たちに襲われた時怪我も手当してくれた時も

そん時からずっと


好きだったんだ


からかっているうちに本当に好きになったんだ


小さくて、可愛くて、でも力は強くて、優しいあなたちゃんに


惚れたんだ




あなたちゃんは助けに来て安心したのか

泣いてた

そんな姿を見て

抱きしめちゃった

you.
えっ……ちょ、みんないるよ……
カルマくん
カルマくん
みんなあいつらの相手で見てないよ
殺せんせー達がアイツらをやっつけると

外は夕方になってた
自分の気持ちに1回気づいたら
もうそれしか思わなくなっちゃうじゃん
その日はもう旅館に戻った
イチゴ煮オレを買って部屋に戻ると

「気になる女子ランキング」

なんてのを楽しそうにやってた

前原
前原
カルマは気になる女子居ないの?
どうしよっかな〜

正直に言おうか

カルマくん
カルマくん
特に。
やめといた
変な噂立てられたら面倒臭いし

初めて自分の気持ちに気づかされた修学旅行はすぐに終わった
あなたside


襲われた所まで飛ばします



あーあ…すっかりハメられた

まーどうせ殺せんせーが助けに来るんだろうけど…

不良達
なっ…!てめぇらなんでここがわかった!?
やっぱりね
カルマくんが来てくれて

紐を解いてくれた
カルマくん
カルマくん
よかった……
そう呟いた
そうしていきなり抱きついてきて
you.
え…ちょ、みんないるよ……
カルマくん
カルマくん
みんなあいつらの相手で見てないよ
そういう問題じゃ……ないでしょ
でもなんでだろ

すごく安心する


かっこいいなと思ってしまった
殺せんせー達が不良たちを追い払うと何事もなかったかのように皆と旅館に行った
旅館ではビッチ先生と恋バナしたり

暗殺したりした


you.
ちょっと飲み物買ってくるけど
みんな何か買う?
そう言って女子部屋を出た

自販機に行く途中遠くから男子達が全速力で走ってきた

殺せんせーを追いかけて

暗殺に夢中でみんなスルーしてったけど

1人だけ私に気づいた男子がいた



前原
前原
お?よっ!どしたのこんな所で
前原君だった
you.
飲み物買おうと思ってね
前原
前原
へぇ〜
こっちは殺せんせーお追っかけてたけどやっぱり全然追いつかんわ
前原
前原
あ、俺も飲みもん買う
小銭ちょーどあるし
you.
そっか
と 一緒に自販機に行った
頼まれた分買ったら大して話すこともないからお互い部屋に戻った
部屋に戻る途中廊下の角を曲がったら

身長の高い誰かとぶつかった
やっぱり彼だった
you.
うわっごめん〜
カルマくん
カルマくん
あー全然 それはいんだけど
何してたの?
you.
飲み物買って来て今戻るとこ
カルマくん
カルマくん
そうじゃなくて前原と何話してたの?
you.
いや特に何も話さなかったよ?
カルマくん
カルマくん
ふ〜ん
カルマくん
カルマくん
ま、いいや
おやすみ
you.
う、うん!おやすみー
どしたんだろ




女子部屋に戻って女子だけでしか話せないこと、くだらないこととかいっぱい話してすぐに修学旅行は終わった

プリ小説オーディオドラマ