第6話

5話 カルマside + 6話
20,317
2019/06/25 11:28
昼休み

外にダラダラしようと思って
出てみたら

そこにはあなたちゃんがいた

なんか考えてるみたい
カルマくん
カルマくん
なーにしてんの
気がつけば話しかけてた
you.
な、なんでもない……!
それ、なんでもなくないよね

あなたちゃんは少し考えてから
you.
仲いいの?
なんて聞いてきた

すごい情報不足だと思うけど

何故か分かった
カルマくん
カルマくん
ん、まあ
そうなんじゃない?
また勝手に口が先走っていた
you.
え?
焦げ茶色の瞳を大きく開けて返ってきた言葉
いまいちよく分かってないみたいだからもっかい言ってみた
カルマくん
カルマくん
だから、仲良いのかもよ?俺ら
you.
えー………………。
そんな顔しなくてもいいじゃん
カルマくん
カルマくん
そんなに嫌なの?
言っちゃった
you.
いや今までそんなこと言われたこと無かったから
そういう事か

嫌われてたのかと思ったけど
カルマくん
カルマくん
別にいいじゃん
また驚いたような顔してこっちみる
you.
え、うん
なーにそれ可愛いなんて思っちゃうじゃん

まぁそう思われても仕方ないのかな

登下校一緒だし

電車の時間帯と方面同じなんだもん

家も近いし













次は本校者で全校集会

多分あなたちゃんは俺と同じこと考えてる
磯貝悠馬
磯貝悠馬
そこの2人、次集会だけど
カルマくん
カルマくん
別に集会フケて罰食らっても痛くも痒くもないからいかなーい
そう答えたらあなたちゃんが
you.
私もいいや
やっぱり
そのままいつもの場所に戻ろうとすると
磯貝悠馬
磯貝悠馬
似てるな
不破優月
不破優月
うん、カップルみたい
その言葉に2人は足を止めた
カルマくん
カルマくん
こんな奴と比べないでくれる?
you.
こんな悪魔とカップルとかマジ無理だから
すごい言うじゃん
今度は陽菜乃ちゃんが
倉橋陽菜乃
倉橋陽菜乃
でも身長差カップルっていいよね〜
笑いながら言ってきた
あなたちゃんの方を見るとあなたちゃんもこっちを見上げている
you.
見下されんのムカつく
カルマくん
カルマくん
まぁ俺だからってのもあるんじゃん?
you.
よく分かってんね
カルマくんから見下されること以上にむかつくことは無いね
カルマくん
カルマくん
まぁあなたちゃんが俺の身長を越すなんて無理だから一生ここから見下してあげるよ
片岡メグ
片岡メグ
はいはい
呆れたような顔してみんな集会に行った
でも今のは喧嘩なんかじゃなくて
これが日常茶飯事みたいなとこあるし

まぁそれが仲良いのか悪いのかは分からない
そこら辺、あなたちゃんも知ってると思う
you.
ふふ……
あなたちゃんは笑っていた
集会の時間
何話そうか迷ってると
you.
カルマくんはコンプレックスある?
なんてらしくない話をしてきた
カルマくん
カルマくん
特には
カルマくん
カルマくん
なんで?
you.
私あるんだよね〜
2つ当ててみてよ
いきなり?そんな無茶な

とりあえず考えてみる
まぁとりあえずここはあれしかないでしょ
カルマくん
カルマくん
身長
you.
ぴんぽーん
まさかほんとにそうだったんだ

でもあと一つは分からない
you.
もう一個は?
カルマくん
カルマくん
さあ
you.
正解は、髪の毛の色でしたー!
身長は分かるけどなんで髪の色?なんて聞く前に
you.
私の髪の色は黒じゃなくて毛先につれて茶色くなってるの。小学生の時はそれでいじめられたっけな〜
笑いながら言ってきた
えーそれがいんじゃんとは思いつつそんなことは言えなかった
カルマくん
カルマくん
俺の髪の色と比べたらそんなん普通じゃん
you.
そうだね〜
別にこの髪の色が嫌って訳じゃない
でも他に言うことがないから
you.
まぁ今はそんなにどっちも気にしてないけどね〜
身長とか小さくでももういいやってなってきたし
カルマくん
カルマくん
そのままの身長でいい
you.
なんで?
カルマくん
カルマくん
見下せるから
少し意地悪に言った

本音を言えるわけない

you.
それはほんとに嫌かな
なんて言ってくる
それほど俺に上から見られるのが嫌らしい


他にもいろいろ話した
そんなくだらない話ばっかしてたらみんなが帰ってきて

時間が過ぎるのが早く感じた

プリ小説オーディオドラマ