第19話

19話
14,122
2019/07/01 10:15
今日はカルマくんと校舎の屋根の上で体育の授業をサボっていた
キーンコーンカーンコーン
you.
体育の授業、終わったー
カルマくん
カルマくん
俺ら、見てただけだけど
you.
まぁね。ねぇあれ誰?
カルマくん
カルマくん
もしかして新しい体育の先生が来るって言ってたからその人じゃね?
you.
なんかいっぱい持ってるよ…
その先生は持っていた箱から何かを取り出した
you.
ケーキ……?
カルマくん
カルマくん
みんな虫のように食べてるね…
you.
なんか…怪しくない?
カルマくん
カルマくん
うん…
次の日
you.
ねー…あの鷹岡先生の授業出たくないんだけど
カルマくん
カルマくん
んー、じゃあサボろっか
you.
うん〜
カルマくんと会話をしていると


ガハッ
誰かが殴られたような音がした
直ぐに校庭の方に向くと
you.
…え。前原くんが……
カルマくん
カルマくん
……なるほどね
鷹岡先生の膝が前原くんのお腹に命中していた
会話までは聞こえないけど

みんなが怯えてるように見える
鷹岡先生は神崎さんの方に行って

神崎さんが鷹岡先生に何かを言った途端

鷹岡先生は神崎さんを叩きつけた
you.
っ!神崎さん!
カルマくん
カルマくん
結構やばい人が来たもんだね
you.
大丈夫かな…
キーンコーンカーンコーン


体育の授業が終わった
カルマくんと教室に戻った


私はトイレに行こうと教室を抜けた


トイレの帰り、
鷹岡先生
鷹岡先生
おや?君さっき授業に出てなかったよなあ?
you.
え、まぁ、はい。
鷹岡先生
鷹岡先生
授業をサボるなんて、父ちゃん悲しいなあ
you.
いや、私はあなたの子供じゃ…
鷹岡先生
鷹岡先生
あぁ?父ちゃんに歯向かうのか?いけない子だなあ
you.
いや、だから…
と言いかけたその時鷹岡先生の拳が
飛んできた

ギリギリ避けられた
鷹岡先生
鷹岡先生
まだ言っても通じないのか?父ちゃんはそんな子に育てた覚えはないぞ?
you.
私は鷹岡先生の授業受けたくないので
ストレートに言うとまた殴ってきた

今度は連続で

もうこんな人と話したくないと思って、

教室に戻ろうとすると


後ろから殴ってきた


後ろからだったからこれは避けきれなかった
体制が取れなくて倒れてしまった
そこにたまたまカルマくんが来た
カルマくん
カルマくん
っ!?あなたちゃん!
すぐに起き上がって
you.
大丈夫…
と言うとカルマくんは鷹岡先生の方に目を向けた
鷹岡先生
鷹岡先生
おやぁ?お前も確か授業来なかったよな…ぐはっ
カルマくんは鷹岡先生を1発殴った
カルマくん
カルマくん
あなたちゃんに何してくれてんの。
鷹岡先生
鷹岡先生
ただ教育をしただけだぜ?どうやらお前にも教育がいるようだな…
鷹岡先生がまた殴ってくる

その前にカルマくんが鷹岡先生に蹴りを入れた
カルマくん
カルマくん
暴力でしか教育できない先生は先生じゃないと思うけど
と言って私の手を取って走った
カルマくんのあとをついていったら保健室に着いた
ベットに2人で座ると
カルマくん
カルマくん
大丈夫?派手にやられてたけど
you.
大丈夫だって
カルマくん
カルマくん
あなたちゃんに何かあった時困るのは俺だって
カルマくんが抱きしめてきた
you.
ん…でもほんとに大丈夫だから……。
さっきはありがとね?
カルマくん
カルマくん
彼女を守るの当たり前じゃん…
改めて言葉で言われると恥ずかしくなる
you.
………!か、カルマくんは?怪我してない?
カルマくん
カルマくん
ん、だいじょぶだよ。
you.
よかった〜……。
カルマくん
カルマくん
もうあの先生と近寄らない事ね。
you.
うん…クラスのみんな、大丈夫かな…
カルマくん
カルマくん
殺せんせー、烏間先生が守ってくれるよ
you.
そっか…
カルマくん
カルマくん
これはあなたちゃんの怪我の手当をしてたってことだからサボりではないよ。だからこの1時間はここで過ごそ?2人で
you.
え…うん
カルマくん
カルマくん
も〜ほんとに廊下で倒れた音がしたと思ったらあなたちゃんなんだもん…心臓止まるかと思ったよ
you.
あれは…教室に戻ろうとしたら後ろからやられてね…
カルマくん
カルマくん
鷹岡…絶対に許さない…
you.
でも下手に手出さない方がいいよ?またやり返されるよ……
カルマくん
カルマくん
別に俺が殺るし
you.
ダメだよ〜怪我したら私1人で登校することになる…
カルマくん
カルマくん
登校だけ?
you.
んーん。カルマくんと一緒に居れなくなったら嫌って事。
カルマくん
カルマくん
もー。ほんとにかわい
そんなことを男にいわないほうがいいよ?あなたちゃんは可愛いんだからすぐ狙われるよ?
you.
そんなことないよっ!!
それにもしほかの男の人にそんなことされても私はカルマくんしか好きじゃない……
カルマくん
カルマくん
もーーーーほんとに分かってないな〜
だからそんな事言ったら襲われるよ?って事ー。男は狼なんだよ?
顔を近づけてきた

you.
ーーーーーっ!
カルマくん
カルマくん
ねー。俺に照れてるの?うれし
you.
あ…ま…
カルマくん
カルマくん
んー?
you.
悪魔…
カルマくん
カルマくん
ふふ〜あなたちゃんにだったらそう言われてもいいなー
you.
ほんとにドSだ…
カルマくん
カルマくん
聞こえてるよー?
カルマくん
カルマくん
顔赤くしちゃって
もう我慢できないな〜
カルマくんが柔らかいものを私の頬に押し付けてきた
you.
っ!?!?!
カルマくん
カルマくん
あははっごめん
あなたちゃんがいけないんだよ?
俺を本気にさせちゃって〜
カルマくんは私をぐっと引き寄せると

そのままベットに倒れた

すごく顔が近い

心臓の音が聞こえそうなくらい
you.
か、るまくん…
カルマくん
カルマくん
んなーに
耳元で囁かれて

心臓が止まりそうなくらいドキドキして
カルマくんは指で頬を突っついてきた
カルマくん
カルマくん
え何これちょー柔らかい
カルマくんは私の頬を突っついたりつまんだり……
you.
ひゃ、ひゃめて……
カルマくん
カルマくん
柔らかいんだもん〜
餅みたいに。食べちゃいたい
そういうとカルマくんは私の頬をキスをしながら甘噛みしてきた
you.
わっ……カルマくん……!
カルマくん
カルマくん
柔らか〜い可愛いすぎ
ほかの男に見せたくないな〜
そういうとカルマくんは抱きしめる力をもっと強くしてきた
you.
 〜〜〜〜〜!
カルマくん
カルマくん
いい匂い〜
ずっとこうしてたいな
私はカルマくんの言動に倒れそうになった
キーンコーンカーンコーン
you.
ほ、ほら授業終わったよ??
教室戻らないと……!
カルマくん
カルマくん
んーやだ。
あなたちゃんはほかの男子に見せない
you.
ダメだって……早く行こ?
私がカルマの腕の中から離れようとすると

カルマくんの力はいっそう強くなり
カルマくん
カルマくん
ねー、なんで逃げようとするの?
俺の事嫌い?
you.
な、なわけないじゃん!
好きだから余計恥ずかしいんじゃん!
カルマくん
カルマくん
な〜んだ。恥ずかしかっただけなんだ〜よかった〜。好きならいいじゃんこのまま入れば。ね?
you.
先生にも言わないと…!
カルマくん
カルマくん
だーめ。
珍しく甘々なカルマくんは言うことを聞かなかった


結局その日はほとんどカルマくんと一緒に居た

プリ小説オーディオドラマ