朝だ。1人で寝て、1人で起きるのはなんだか久しぶりのような気がする
今までここにカルマくんがいたんだ…
時刻は10時。
昨日疲れてすごい寝ちゃったみたい
スマホをいじりながらゴロゴロしてると
ピコン
カルマくんからLINEが来た
そう送るとカルマくんから電話がかかってきた
カルマくんと付き合ってるけど
本当に私でよかったのか、
時々思う時がある
すごくカッコイイのに
もっと可愛い子はいっぱい居るのにって
ご飯を食べて着替えた
カルマくんが来るまでどんな髪型で行くか迷ってた
そう思っていつもストレートの髪の毛にウェーブを掛けてみた
ピーンポーン
荷物を持って外に出た
平気でそういうこと言うんだから……
顔が赤いのがバレないように真っ直ぐ前を向く
身長差があるからあっちから見ない限り見えないはず
Sが発動している
そんなこと言ってるとすぐにカルマくんの家に着いた
分からない問題を一通り教えて貰って少し休憩してた
カルマくんはニヤッと笑った
カルマくんが目の前まで近づいてきた
そう言ってカルマくんは唇を重ね合わせた
恥ずかしくて声に出せなかったから頷いた
カルマくんからキスの嵐
口、頬、鼻、額、首に。
恥ずかしくて
カルマくんに抱きついて顔を隠した
カルマくんのいい匂いに包まれた
するとそのまま意識が切れた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。