なんだかんだですぐにお祭りが近づいてきた
もう1週間が立ってカルマくんと家で過ごせる最後の夜
明日の浴衣、どんなの着ていこうかなぁ…
そんなことを考えながらぼーっとしてると
目の前にカルマ君の顔があった
この赤い髪の毛を見て思った
赤い浴衣にしよう、と
1時間後
それは予想以上に美味しくて
カルマくんは私の顔を覗いて言ってきた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そう言うとカルマくんは口元を抑えて
珍しく照れてる…可愛い……
Sの気質はこうやって生まれてくるんだ、と思った
と近づくと
やばい可愛すぎる
小さく呟いた
でもカルマくんには聞こえていたようで
Sモードに入ってしまったよう
どんどん近づいてくるカルマくん
と笑いながら言ってきた
そう言ってカルマくんはアイスを持ってきた
不満げな私を見て
そう耳元で囁かれ、恥ずかしくてとっさにアイスを取った
笑いながら言ってくる
最初はカルマくんが照れてるのを見て私からやってたのに、結局私がこんな思いしてるし……
頭の回転が早いとこういうのが得意なんだろうか…負けた……
そう言うとカルマくんはアイスを一口食べて
カルマくんが食べた後のアイス…
なんでこんなこと考えてんだ
また笑ってる
分かってるくせに
そう思いながらアイスを食べた
お風呂に入って、Tシャツに部屋着用の短パンを履いて出た
カルマくんがお風呂に入ってる間に
明日の浴衣の用意をしなきゃ
選んだのは下に行くにつれて真っ赤になって行く浴衣
彼の色。
髪型も決めなきゃ
どうしようかな……ここは無難に…
頭の上にお団子をして行くことにした
明日持っていく物も全部準備した所でリビングに戻った
ソファに寝転がりながらスマホを見る
夏祭りなんてこの頃行ってないからすごく楽しみ
お風呂も上がって眠くなってきた
ソファの上でいつの間にか寝てしまった
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カルマside
そこのいるのは寝てしまっているあなたちゃん
パシャッ
可愛い寝顔をスマホに収めたとこであなたちゃんをどうするか…
ベットまで持っていくしかないか
あなたちゃんを抱き抱えると
すごく軽い体で心配になった
でも今日カレーめっちゃ食べてたな……
そんなことを考えながら
ベットに連れていく
一旦リビングに戻って寝る準備をしよう
そう思い、部屋を出ようとすると
寝言?何それ超可愛いじゃん
俺も早く寝よ
そう思って髪の毛を乾かしたり、歯磨きをして寝る準備をして
あなたちゃんが寝ている部屋に戻る
そこにはスマホを見ているあなたちゃん
そう言いながらベットに入る
今日は二人ともすぐに寝た
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朝、起きると隣にはあなたちゃん
もうこれも終わるんだと思うと悲しい
でもとりあえず1週間って言うことだったしまだまだチャンスはある…はず。
今日は夏祭り
今年の夏祭りは少し特別
彼女と一緒
もう時計を見ると10時
あなたちゃん、起こすか…
寝ぼけてる今ならなんでも言える気がする
分かっていてもあなたちゃん恥ずかしがり屋だからいつも直接言ってくれない。だから少し照れる
こっちから聞いたはずなのに俺がやられそうになる
可愛くてたまらなくて頬に唇を当てる
軽く揺らすとあなたちゃんの目がゆっくり開いた
朝ごはんと昼ごはんを一緒に食べて
一回家に戻った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。