第28話

28話
12,112
2019/07/08 12:26
なんだかんだですぐにお祭りが近づいてきた


もう1週間が立ってカルマくんと家で過ごせる最後の夜



明日の浴衣、どんなの着ていこうかなぁ…
そんなことを考えながらぼーっとしてると
カルマくん
カルマくん
ねっ
目の前にカルマ君の顔があった
you.
ん、!なに…!?
カルマくん
カルマくん
特に何も。
ぼーっとしてたから
you.
明日、楽しみだなって〜
この赤い髪の毛を見て思った
赤い浴衣にしよう、と
you.
今日のご飯何にしよう〜
カルマくん
カルマくん
何がいい?俺が作るよ
you.
え〜!いいの?
カルマくん
カルマくん
ん〜
you.
じゃあね〜、、
カレー作ってよ!
カルマくん
カルマくん
りょーかい
1時間後
カルマくん
カルマくん
できたよー?
you.
すごい…カルマって料理もできるんだ〜
カルマくん
カルマくん
一人暮らしのようなもんだからね〜
you.
じゃあ、いただきますー!
カルマくん
カルマくん
どーぞ。
それは予想以上に美味しくて

カルマくんは私の顔を覗いて言ってきた
カルマくん
カルマくん
どー?美味しー?
you.
めっちゃ美味しい!自分で作るより好きだな〜
カルマくん
カルマくん
よかった〜



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
you.
ごちそうさまでした〜!
カルマくん
カルマくん
よく食べたね〜
you.
美味しいからね?
そう言うとカルマくんは口元を抑えて
カルマくん
カルマくん
ん……
珍しく照れてる…可愛い……
Sの気質はこうやって生まれてくるんだ、と思った
you.
何照れてんのー?
と近づくと
カルマくん
カルマくん
ちょ、、やめろって……
やばい可愛すぎる
you.
ふふ…かわいいっ
小さく呟いた

でもカルマくんには聞こえていたようで
カルマくん
カルマくん
え?男に可愛いなんて言っちゃダメだよ
カルマくん
カルマくん
あなたの方がずっと可愛いんだから。ね?
Sモードに入ってしまったよう
カルマくん
カルマくん
俺の事なめてんの?俺も男なんだけど
you.
……!
どんどん近づいてくるカルマくん
カルマくん
カルマくん
襲っちゃうよ?
you.
………………
カルマくん
カルマくん
ははっやるわけないじゃん〜
と笑いながら言ってきた
you.
も〜〜〜〜!
カルマくん
カルマくん
怒んないでよ、食後のデザートあげるから。
そう言ってカルマくんはアイスを持ってきた
不満げな私を見て
カルマくん
カルマくん
アイスじゃだめ?何がいー?お菓子?それとも……
カルマくん
カルマくん
俺?
you.
……!!!!
そう耳元で囁かれ、恥ずかしくてとっさにアイスを取った
カルマくん
カルマくん
ははっ、アイスが食べたかったんだね〜
笑いながら言ってくる
最初はカルマくんが照れてるのを見て私からやってたのに、結局私がこんな思いしてるし……
頭の回転が早いとこういうのが得意なんだろうか…負けた……
カルマくん
カルマくん
ねー、一口ちょーだい?
you.
ん……
そう言うとカルマくんはアイスを一口食べて
カルマくん
カルマくん
ん〜甘い
カルマくんが食べた後のアイス…

なんでこんなこと考えてんだ
カルマくん
カルマくん
どうしたの?
また笑ってる
分かってるくせに
そう思いながらアイスを食べた
カルマくん
カルマくん
じゃ、お風呂入る?
you.
うん、はいる〜
カルマくん
カルマくん
お先どうぞ〜
you.
どうも〜
お風呂に入って、Tシャツに部屋着用の短パンを履いて出た
you.
出たよ〜
カルマくん
カルマくん
じゃあ入ってくるね〜
カルマくんがお風呂に入ってる間に
明日の浴衣の用意をしなきゃ
選んだのは下に行くにつれて真っ赤になって行く浴衣
彼の色。
髪型も決めなきゃ
どうしようかな……ここは無難に…
頭の上にお団子をして行くことにした
明日持っていく物も全部準備した所でリビングに戻った
you.
ふぅ〜
ソファに寝転がりながらスマホを見る
夏祭りなんてこの頃行ってないからすごく楽しみ
お風呂も上がって眠くなってきた
ソファの上でいつの間にか寝てしまった
‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦
カルマside
カルマくん
カルマくん
お風呂出たよ〜って……
そこのいるのは寝てしまっているあなたちゃん
カルマくん
カルマくん
寝顔…可愛すぎる
パシャッ


可愛い寝顔をスマホに収めたとこであなたちゃんをどうするか…
ベットまで持っていくしかないか
カルマくん
カルマくん
失礼するよ
あなたちゃんを抱き抱えると



すごく軽い体で心配になった
でも今日カレーめっちゃ食べてたな……
そんなことを考えながら
ベットに連れていく
一旦リビングに戻って寝る準備をしよう
そう思い、部屋を出ようとすると
you.
カ………
寝言?何それ超可愛いじゃん
俺も早く寝よ
そう思って髪の毛を乾かしたり、歯磨きをして寝る準備をして


あなたちゃんが寝ている部屋に戻る
カルマくん
カルマくん
あ……
you.
あ。寝る?
そこにはスマホを見ているあなたちゃん
カルマくん
カルマくん
起きたんだ
you.
まぁね、ありがと……ここまで連れてきてくれて…
カルマくん
カルマくん
全然。
そう言いながらベットに入る
you.
明日、楽しみ…
カルマくん
カルマくん
ふふ……俺も
今日は二人ともすぐに寝た


‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦‧✧̣̥̇‧✦
カルマくん
カルマくん
ん、……
朝、起きると隣にはあなたちゃん
もうこれも終わるんだと思うと悲しい
でもとりあえず1週間って言うことだったしまだまだチャンスはある…はず。
今日は夏祭り


今年の夏祭りは少し特別


彼女と一緒
もう時計を見ると10時
あなたちゃん、起こすか…
カルマくん
カルマくん
ね、あなた?朝だよ
you.
ん、……
カルマくん
カルマくん
10時だよ?
you.
んー……もうちょっと……
カルマくん
カルマくん
今日は甘えん坊だね?
you.
ん……そう…かも……
寝ぼけてる今ならなんでも言える気がする
カルマくん
カルマくん
ねー、今好きな人は?
you.
ん……か…まく……ん
分かっていてもあなたちゃん恥ずかしがり屋だからいつも直接言ってくれない。だから少し照れる
カルマくん
カルマくん
その人の事、どう思う?
you.
ん……かっこい……
カルマくん
カルマくん
やばっ……
こっちから聞いたはずなのに俺がやられそうになる
可愛くてたまらなくて頬に唇を当てる
you.
ん…
カルマくん
カルマくん
ね、もう起きて?
軽く揺らすとあなたちゃんの目がゆっくり開いた
カルマくん
カルマくん
ん、おはよ
you.
おはよ〜
カルマくん
カルマくん
今日浴衣とか着に一回家戻るね?
you.
うん、その後どこかで集合する?
カルマくん
カルマくん
いや、いーよ。危ないから。迎えに行く
you.
わ、わかった…。
朝ごはんと昼ごはんを一緒に食べて



一回家に戻った

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