〜岸side〜
ピアノを弾いているあなたが
美しすぎて
涙がでそう
ただでさえ
ピアノの音が綺麗すぎるのに
俺だけのために弾いてくれてるとか
嬉しすぎだよ、ほんとに
もう死んでもいい!
いや、やっぱり死ぬのはまだだわ笑
ピアノを弾き終わったあなたは
いつもの笑顔で
なんて聞いてくるから
思わず抱きついちゃった
あなたはびっくりしてたけど
俺はいっそう強く抱きしめた
あなたの言葉で俺は我に返った
あなた引いたよな
何してんだよ俺!
せっかく俺のためにやってくれたのに
台無しじゃん!
あなたから頼み事されるって珍しい
てか、それ俺で大丈夫か?
頼ってくれるのは
嬉しいけど
俺ばかだよ?
俺にできることなら
あなたのためなら
なんでもやってやる
そーゆー気持ちで
あなたの言うワガママ?を
聞こうと思ってた
けど
さすがにそんなこと言われるとは
思わねぇだろ?
to be continue
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!