『 辛 い 事 忘 れ ち ゃ っ た 、笑 』
「 そ う 、そ れ が 俺 の 目 的 ! 」
『 え ? 』
私 の 手 を 取 り 自 分 の 手 に 重 ね る 。
し っ か り 目 を 合 わ せ て か ら 、
「 あなた に は 、ず っ と 笑 っ て い て 欲 し い 」
「 俺 が 絶 対 人 生 を 楽 し く さ せ る 」
「 だ か ら 、… 俺 と 付 き 合 っ て 。 」
涙 な の か 雨 な の か 、私 に は 分 か ら な い 。
で も 、私 の 心 情 か ら 言 っ た ら 、
『 は い 、… / 』
嬉 し 涙 。
生 き る 意 味 を 失 っ た 私 に 、
明 る い 光 を 与 え て く れ た 。
そ の 幼 馴 染 み は 、
大 切 な 存 在 だ 。
end.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!