『 ふわぁ 、 』
「 寝みぃの ? 、 」
『 うん 。 』
朝学活が始まる前 。
自席に座って 机に顔を伏せた 。
「 学活始まんぞー 」
『 んぁ 、うん 。 』
いつも話し掛けてくる彼は 私の後ろの席 。
ポニーテールをしていた 髪を優しく 引っ張られた
先生「 じゃ1時間目の準備しろー 」
「 なぁ 、あなたってさ彼氏いんの ? 」
とんとん 、と叩かれ後ろを振り返ると 、急な質問が飛んできた
『 へっ ?急すぎじゃん ?笑 』
「 そぉか ?で 、いんの 、?笑 」
ニヤニヤと笑い 私の肩をつんつん してくる
もぉ 、なんなの 、笑
『 今はいないけど 、?笑 』
「 ほぉ 、じゃあ 俺でもいいと 、 」
『 そーとは言ってないでしょ !? 』
「 うっそだぁ 、笑 」
何が嘘なん 、笑
大貴と雑談をしていると 1時間目が始まるチャイムが鳴った 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。