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第67話

(Abe)
阿部亮平
ふっかぁ…俺どうしたらいいと思う?佐久間の事好きなのに…ぐすっ
返事が返って来なくて、おかしいと思って目を開けたらふっかの姿が無い。
阿部亮平
あれ、ふっかぁ?
名前を呼んでみるも、返答はなかった。 

その時、
佐久間大介
阿部ちゃん?
阿部亮平
ふぇっ…!?
振り向けば佐久間の姿が。
びっくりしすぎて涙も止まった。
阿部亮平
いつから、いたの?
佐久間大介
え、さっきから。
最悪。みられたってことじゃん。
阿部亮平
ごめんね、こんな姿見せちゃって。
あぁ、穴があったら入りたい。
好きな人の前で何してんだろ、俺。
佐久間大介
阿部ちゃんがそんな風に想っててくれてるなんて知らなかった。俺…
不意に佐久間の声が聞こえた。
阿部亮平
やめて…
どうせ振られるんなら告白してからの方がいい。
何もしないで振られるなんて、それが一番嫌だよ。

今は佐久間の言葉を聞きたくなくて、手で耳を塞いでぎゅっと目をつぶる。

しばらくそうしていたら誰かに手を取られる感覚があって、つぶっていた目を開ければ優しく微笑んでいる佐久間が目に入る。
佐久間大介
俺もね、阿部ちゃんの事大好きだよ。
予想外の言葉に、一瞬思考回路が停止した。こんな状況になってるのが信じられなくて、
阿部亮平
俺に合わせてくれてるんならいいよ。
そう言って佐久間の言葉を否定してしまったんだ。
佐久間大介
えぇ、
佐久間の戸惑っているような声が聞こえる。
ほら、やっぱりね。俺なんかに合わせてくれなくてもいいのに、優しすぎるんだよ。
阿部亮平
佐久間は俺なんかに似合わない。
もっと良い人がいるんだから、無理して俺に合わせないで幸せになってね!
あぁ、俺今どんな顔してる?
きっと酷い顔してるよね。

でも、佐久間はもっと幸せになるべきだから。
佐久間大介
…ねぇ、ふざけないでよ。人の事好き好き言っといていまさら振るの?だったら俺の気持ちはどうなるの?
急に怒鳴った佐久間の言葉に頭がついていかない。
佐久間の、気持ち…?
佐久間大介
俺ね、ずっと阿部ちゃんの事好きだったの。だから阿部ちゃんが俺の事を好きって思ってくれてるんだって…嬉しかったの。合わせてないのに、こんなに好きなのに、ふざけないでよ!
驚いて佐久間の言葉に反応できないでいたら、
佐久間大介
あぁ、もうっ…
苛立ったような佐久間の声が聞こえてきて、怖くなって目をつぶったら唇に温かい感覚が。

驚いて目を開けたら、佐久間の唇と俺の唇が重なっている。
佐久間大介
俺、ちゃんとこういう意味で大好きなんだからね?
頬を紅くしながらそう言った佐久間の言葉はとても嘘とは思えなくって。
阿部亮平
っ、はいっ…
佐久間大介
だから、付き合ってください。
佐久間大介
わわっ、泣かないで?
苦しくなっちゃった??
ちゃんと「違う」って言いたかったけど涙が邪魔をして、首を横に振るのが精一杯だった。
佐久間大介
阿部ちゃん、俺は今めっちゃ幸せだよ?だって、好きな人と結ばれたんだもん。阿部ちゃんもそうでしょ?笑
阿部亮平
うん、
「だったら泣き止も!笑」そう言って佐久間の細い指が俺の涙を拭う。

好きって伝えるのはこんな簡単な事だったんだね。
阿部亮平
でも不思議だね。こんだけお互いのことを想い合ってたのに、今まで気付かなかったなんて笑
佐久間大介
ホント!ふっかの連絡のおかげだよ。
ふっか、ありがとう。佐久間もありがとう。
俺、今すっごい幸せだよ!



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