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第84話

ゆり組担の阿部さんと阿部担のゆり組さん
(Abe)
…こんな状況があっていいものだろうか。

午後から雑誌の撮影で、さっきまでクイズ番組を撮影してたスタジオから直接きたからみんなより早くついて部屋の中には俺一人。

そんで曲を聞きながらお気に入りの本を読んでたら部屋の扉が空いて、そこには俺の推し達であるゆり組が立ってたってわけ。
阿部亮平
今日一緒に来たの?
渡辺翔太
んなわけあるか笑
なーんだ。ちょっと残念。
宮舘涼太
そんな不満そうな顔しないでよ。笑
一人で大丈夫だった?
だてさん、めっちゃ過保護じゃん。
…いや、もともとか。翔太がこの前風引いたときもわざわざお粥作りに翔太の家行ってたもんな…。

やっぱゆり組尊い!!ジャスティス!!!
渡辺翔太
おい、あべ。
目がどっか行ってた。
阿部亮平
ごめん、ごめん。それより、だてさん過保護すぎ!そんなに過保護になるのは翔太にだけでいいんだよ!
もう、俺のことなんて無視して二人の世界に入ってくれたらいいのに!笑
宮舘涼太
なんで翔太?笑
俺は阿部にしか過保護にならないよ笑
翔太にしか過保護にならなくていいのに!笑


こうなったら二人だけにしてやろう、とお財布とスマホを持って自販機にでも行こうとドアノブに手をかければ、肩に手を置かれた。

これは…翔太の手かな…?
阿部亮平
翔太どしたの?
渡辺翔太
俺も行く。
いや、俺はあなたとだてさんを二人にしたいのよ。
一緒に来られたら困るのよ。笑
阿部亮平
いや、大丈夫だよ。
一人で行けるから笑
渡辺翔太
お前、男からもモテるから心配。
男からもモテる?

確かにめめは俺のこと好きって言うけど、それはモテてるって言わなくない?笑
阿部亮平
翔太のほうがモテてるでしょ。笑
ていうか、さっきからなんでそんなに心配してくれるの?
そんなに二人きりが嫌だった?
宮舘涼太
ふふ、翔太は阿部のこと好きだから心配してるの。俺も心配だよ。
好き?俺がゆり組のこと好きなように、ゆり組も俺のこと好きってこと?

てか、いま俺ゆり組に挟まれてます?推しに挟まれてます?こんな贅沢な状況があっていいものか…。
渡辺翔太
阿部、また一人の世界に入ってる。
一回こっち戻れ。
ちょんちょんと自分の椅子を指差す翔太に導かれる様にしてもといた場所に戻れば、またゆり組に挟まれる。ていうか、メンバー遅くない?
宮舘涼太
俺らはねぇ、お前の事が好きなの。
阿部亮平
俺がゆり組のことを好きなように、だてさんたちも俺のこと好きなの?
てっきりだてさんは翔太が好きなのかと思ってた。
宮舘涼太
ん〜、その好きとはちょっとちがうんだけど……笑
うーん、ちょっと俺じゃ理解できない…笑

ていうか、なんでさっきから二人とも俺の方に近づいてくるの?
阿部亮平
…距離近くない?笑
渡辺翔太
阿部に、どういう「好き」なのか教えてあげる。涼太、抜け駆けは無しな。
出た、さりげない涼太呼び!
皆さん聞きました?…あ〜聞こえてないか。
もうね、全国のゆり組担に聞かせてあげたい。

僅かに敵意を含んだ声で「涼太」って呼んでるの、ほんとにねぇ、尊い。

……まって、敵意?なんで翔太はだてさんのことを敵対視してんの??

翔太はだてさん好きじゃないの?

ていうか、これどういう状況??

頭の中に「?」が浮かぶ。
宮舘涼太
ふふ、翔太も抜け駆けは無しだよ。じゃ、俺からね。
俺から??

頭の中が「?」でいっぱいになったとき、突然右頬に温もりを感じる。

驚いて右を向けば、んっと前に突出されただてさんの唇と俺の唇が重なる。

まって、ちゅーしちゃった。ごめん、翔太。だてさんのファーストキス奪ったかも。
阿部亮平
ビックリしちゃって、、、
ごめん!!だてさん。
宮舘涼太
なんで謝るのよ。笑
いや、謝るでしょ。てか翔太もほんとごめん。
渡辺翔太
もう、次俺ね。
あ、やっぱ翔太不満そう。
俺がちゅーしちゃったから?
渡辺翔太
阿部、こっち向いて。
阿部亮平
翔太…んっ!
声のする方へ向けば、翔太の形のいい唇が俺の唇に押し当てられる。

まって、なんで俺メンバーにキスされてんの!?パニックパニックパニック!(cv.渡辺)

ていうか、だてさんも翔太も変だよ!