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第69話

好きって言わせて、キスさせて abfk
(Abe)
佐久間大介
ふっか…
向井康二
ふっかさん…起きてよ!…っ、
メンバーが泣いてる。
俺のせいで…。
阿部亮平
ふっかなんて大ッ嫌い!
深澤辰哉
俺だって嫌いだよ!
はぁ、もうっ…
喧嘩して家を出ていったふっかは、見たことの無いような機械をたくさん繋がれて眠っていた。

横断歩道を渡っていた時に信号無視をしたバイクにぶつかったらしい。ふっかが握っていたビニール袋には俺の好きなラムネが入っていて、目撃した人によれば意識を失う直前まで「阿部ちゃん、ごめん。」とうわ言のように呟いていたらしい。


どうやってメンバーに連絡したかも、どうやって病院に来たかも覚えていないほどパニック状態に陥って、佐久間に宥めてもらってやっと落ち着いた。

現実を受け止めたくなくて、目を背ける。
その時、不意にふっかの声がした。
深澤辰哉
ん、…ここ、どこ…
掠れているけど確かにふっかの声で、安心して何故か涙が出てきた。それはみんなも同じなようで、康二は勿論のこと、滅多に涙を流さない舘さんまでもが泣いている。
阿部亮平
ふっか…ごめんね!
俺のせいで…
そう言って気づいた違和感。
メンバーの輪の中にいるふっかは涙を流さず、ただただ一点を見つめている。
阿部亮平
ふっか…?
深澤辰哉
すいません、どちら様ですか…?
目の前が真っ暗になった。
すぐに先生を呼んで診察をしてもらったら、事故のショックで記憶を失ってしまっていた。
深澤辰哉
ごめんなさい、思い出せなくて…
岩本照
ううん、生きててくれてありがとう。
そう言って涙ぐむ照が頭を撫でれば、嬉しそうに目を細めてそのまま寝てしまった。
佐久間大介
阿部ちゃん、帰ろう…。
暗い声でそう言う佐久間につられるように俺も病室を出て、照の運転で自分の家まで帰る。
岩本照
お前、あんま落ち込むなよ。
阿部亮平
うん。ありがとね、。
落ち込むなと言われても、リビングにある二人の写真とか、テレビの横にに並べられた俺とふっかのアクスタとか見てたら自然と涙は溢れてくる。
なんであの時無理にでも引き止めなかったんだろうとか、喧嘩しなかったら良かったとか後悔が押し寄せてきて、一晩中泣いた。